ショート・ボラティリティーETF、VIXリスク軽減で生き残り図る

  • ボラティリティーへの感応度を抑えるため手法を変更-レックス
  • レックス、将来的に期限が2-6カ月先の先物に焦点を絞る

ライバル商品を清算に追い込んだボラティリティーの急上昇を乗り切った2本の上場投資信託(ETF)が、投資家そして自らを守るため、戦略に新たなバッファーを設ける。

  「レックス・ボルマックス・ショート・ウィークリー・フューチャーズ・ストラテジーETF」(銘柄コードVMIN)と「レックス・ボルマックス・ロングVIXウィークリー・フューチャーズ・ストラテジーETF」(同VMAX)を提供するレックス・シェアーズの発表資料によると、両ETFを対象に手法を変更し、日々のボラティリティーへの感応度を抑える。具体的には、1カ月未満で満期を迎えるCBOEボラティリティー指数(VIX)ではなく、2-6カ月先が期限の先物に焦点を絞っていくという。
             

  短期の先物との連動を目指してクレディ・スイス・グループが組成した「ベロシティシェアーズ・デーリー・インバースVIX短期ETN」(XIV)は、VIXが急騰直後の2月6日に90%余り価値を失い、清算に追い込まれた。

  VIXの大きな変動は、期限が迫る契約の金融商品に最も鮮明に現れる傾向がある。このため満期までの期間を長めにすれば、VIXの日々の変動にさらされるリスクを抑えることができる。
  
  現在の運用資産が約1000万ドル(約10億7000万円)のVMINは、この手法の恩恵を受ける可能性がある。同様の手法で運用されているクレディ・スイスの「ベロシティシェアーズ・デーリー・インバースVIX中期ETN」(ZIV、運用額1億3000万ドル)は、同行がXIVの清算を発表した6日に約8%の下げにとどまった。ただし2017年のリターンはZIVのプラス90%に対し、XIVはプラス188%だった。
   
原題:Safer VIX Is New Strategy for Short-Vol Assets Seeking Survival(抜粋)

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