Photographer: Daniel Acker

仮想通貨でピザを購入したレジェンド、決済のスピード向上に挑む

  • 10年5月22日、1万ビットコインでピザ2枚を購入-機能すると証明
  • 現在はライトニング・ネットワークという新技術をテスト

2010年5月22日はビットコインのピザの日として知られる。仮想通貨が機能することを証明しようと、初期の開発者の1人がピザ2枚を1万ビットコインで購入した日だからだ。その伝説的な人物が今度は、決済のスピードアップに挑んでいる。

  ラズロ・ハニエツ氏がテストしているのはビットコインのブロックチェーン(分散型デジタル台帳)と並行して動くライトニング・ネットワークという技術。ピザ2枚の購入に0.00649ビットコイン(約67ドル=7200円)を支払ったところ、取引費用は約6セント前後で済んだ。8年前にビットコインで買い物が実際にできることを証明したのに、昨年はピザ2枚を買うのに取引コストが急騰して55ドル(ビットインフォチャーツ調べ)に達し、購入が不可能も同然になったため、問題解決の方法を探っている。

  同氏はフロリダ州から電話インタビューに答え、「今でもビットコインでピザが買えると証明したかった」とコメント。「ピザが50ドルなのに取引コストが100ドルでは、機能しない。ライトニング・ネットワークならビットコインの安全性と資金の即時移動が確保できる。ブロックチェーンでの確認を待つ必要はない」という。

Congestion Risk

Bitcoin's transaction fees soared in December as the price skyrocketed

Source: Bitcoinfees.info

  ライトニング・ネットワークは2者が互いに支払いチャンネルを開通させ、資金をコミットすると機能する。その際、ビットコインのブロックチェーンに取引を知らせる必要がないので、遅れを回避できコストも抑えられる。支払いが済めば、そのやりとり全ての履歴ではなく、最終的な勘定のみがブロックチェーンに記録される。

  この技術はまだテスト段階だが、ハニエツ氏は同氏のためにピザを頼んでくれた熱狂的なブロックチェーン信奉者の人物と支払いチャンネルを構築。宅配業者は支払いが済んでいることを証明するコード上の数字や文字を見せられれば配達するよう言われており、同氏がそれをノートに書いてみせると、依頼者からあらかじめ知らされていたコードと一致したので、ピザを届けた。

原題:Crypto Legend Who Bought Pizza With 10,000 Bitcoin Is Back At It(抜粋)

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