クオールズFRB理事:さらなる段階的な利上げが適切

  • 米経済は持続的な成長加速の時期に入る可能性がある
  • 生産性の伸びの滞り、財政赤字拡大に伴う長期的リスクには注意必要

米連邦準備制度理事会(FRB)のクオールズ理事(銀行監督担当副議長)は26日、米経済は持続的な成長加速の時期に入ろうとしている可能性があると楽観的な見方を示すとともに、段階的な利上げを支持するとあらためて表明した。

  クオールズ理事はワシントンでの全米企業エコノミスト協会(NABE)の会議での講演テキストで、「ここ数年間で成長を抑制してきた要因の一部がシフトし、経済がより高い成長軌跡に移行する可能性がある」とした上で、「現時点ではこうしたシフトは、議論の余地がない現実というよりも明白な可能性というように見ている」と説明した。

  同理事は企業の設備投資拡大に勇気づけられるとし、税制改革による減税「も投資を後押しし、資本ストックを増やす可能性が高い」と述べた。ただ、生産性の伸びが引き続き滞っていることや、財政赤字拡大による長期リスクには注意が必要だと指摘した。

  クオールズ理事はまた、持続可能な成長加速の時期には利上げが必要となる可能性があるが、景気拡大をとめるほど大幅な利上げとはならないだろうと分析。「利上げの道筋は、成長を鈍化させる必要性の増大ではなく、持続的な成長加速と経済情勢改善が動機になるだろう」と述べた。

原題:Fed’s Quarles Raises Hope for Faster, Sustained U.S. Growth Pace(抜粋)

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