Photographer: Andrew Harrer

【NY外為】ドル指数が下げ埋める、パウエル氏証言控え

更新日時
  • ドルは円、カナダ・ドル、メキシコ・ペソなどに対し上昇
  • ユーロは小幅高、ECB総裁は為替レートが注視に値すると発言
Photographer: Andrew Harrer

26日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数がほぼ変わらず。朝方の下げを埋めて、かろうじてプラス圏。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を翌日に控え、投資家は慎重だった。

  ドル指数は早い時間には0.4%低下していた。ドルは円に対し小幅上昇したが、ユーロに対しては小幅安となった。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は欧州議会で、ユーロ圏経済は力強く拡大しており、為替レートの変動は物価安定の見通し影響を与える可能性があるため注意深い監視に値すると述べた。また、通貨戦争は起こっていないとの見方も示した。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%未満の上昇。ユーロは対ドルで0.2%高の1ユーロ=1.2317ドル。ドルは対円で0.1%未満高の1ドル=106円92銭。

  パウエルFRB議長は27日に下院金融委員会の公聴会で就任後初めての議会証言に臨む。冒頭の所見は米東部時間午前8時30分に明らかになる。ドイツ銀行のストラテジスト、アラン・ラスキン氏はリポートで、年内の利上げ回数に関する当局の考えが3回から4回にシフトしていることをパウエル氏が示唆する「公算は非常に小さい」と指摘した。

  北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の協議がメキシコ市で続く中、カナダ・ドルとメキシコ・ペソはいずれも米ドルに対し下落した。カナダ・ドルは主要10通貨のうち米ドルに対する下げが最もきつく、1米ドル=1.2712カナダ・ドルで日中安値を付けた。

  

欧州時間の取引

  FRB議長の議会証言が意識される中、ドルが主要10通貨の全てに対し下落。米10年債利回りの低下を背景に、ドル指数は0.3%低下した。ユーロはドルに対し0.4%高。

  ダンスケ銀行のアナリスト、クリスティン・タクセン氏は「パウエル議長の発言がタカ派的だった場合、ユーロ・ドル相場の下げ余地は小さくない。今週末はイタリア総選挙やドイツ社会民主党(SPD)党員投票の結果公表が、ユーロ下押しリスクとなる可能性がある」と指摘した。

原題:Dollar Ekes Out Gain Before Powell Appearance; Draghi Eyeing FX(抜粋)
Dollar Slides Before Powell as Analysts Caution on Risks to Euro(抜粋)

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