きょうの国内市況(2月26日):株式、債券、為替市場

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●日本株は続伸、米金利やボラティリティー落ち着く-内外需幅広く高い

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  東京株式相場は続伸。米国の長期金利やボラティリティー(変動性)の低下、米国株高を受け投資家心理が改善した。電機や精密機器など輸出株のほか、情報・通信や医薬品、パルプ・紙など内需株まで幅広く買われ、特にディフェンシブセクターの上昇率が大きい。

  TOPIXの終値は前週末比14.28ポイント(0.8%)高の1774.81、日経平均株価は260円85銭(1.2%)高の2万2153円63銭。

  三井住友アセットマネジメント・株式運用グループの平川康彦ヘッドは、「金利上昇スピードの速さとボラティリティーの上昇に驚いたポジションのアンワインド、リスクアセットの売りは値幅面でかなり進んだ」とみている。マクロ環境にショックがない中での過去の金利上昇局面では、「おおむね20ー30営業日で株式市場の混乱が収束している印象。日本株が1月後半から頭打ち傾向だったことを考慮すると、日柄調整もほぼ調整を終えた可能性がある」と言う。

  東証1部33業種は精密機器、医薬品、情報・通信、パルプ・紙、卸売、電気・ガス、証券・商品先物取引、陸運など31業種が上昇。非鉄金属と保険の2業種のみ下落。売買代金上位では、品質検査不正の業績影響は軽微との見方が広がった宇部興産、ゴールドマン・サックス証券が投資判断を上げたカシオ計算機が高い。これに対し、既存店売上高が6カ月連続減少したしまむら、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が判断を下げた北海道電力は安い。

  東証1部の売買高は12億4254万株、売買代金は2兆2469億円。値上がり銘柄数は1352、値下がりは621。

●債券先物が上昇、米債高や円高が支え-超長期債は利回りの低下は一服

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  債券市場では先物相場が上昇。米国債市場で長期金利が低下した前週末の流れや、円高・ドル安傾向を背景に買いが優勢となった。超長期債は国内株価が上昇する中で最近のフラット(平たん)化による高値警戒感が意識され、やや軟調に推移した。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前週末比5銭高の150円94銭で取引を開始し、いったん150円90銭に伸び悩んだ。午後に8銭高の150円97銭まで上げ幅を拡大し、その後もこの日の高値圏で推移し、結局は150円97銭で高値引けした。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、日本銀行の国債買い入れオペの結果や超長期債はやや軟調だったが「基本的な好需給環境が揺らいでいるわけではない」と指摘。年度末を視野に入れた投資家動向を踏まえると「ブルフラット化というテーマはもう少し続くだろう」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値と同じ0.045%で取引された。新発5年物の134回債利回りも横ばいのマイナス0.11%で推移した。

  超長期ゾーンでは、新発20年物の163回債利回りは横ばいの0.545%で開始後、0.5ベーシスポイント(bp)高い0.55%に上昇。新発30年物の57回債利回りは横ばいの0.75%で始まり、その後0.755%に上昇。新発40年物の10回債利回りは1bp低い0.875%で寄り付き、0.88%と低下幅を縮めた。

  日銀はこの日、残存期間5年超10年以下の長期国債を対象に買い入れオペを実施。市場の需給状況を映す応札倍率は4.06倍と同ゾーンでは約1カ月ぶりの高さとなり、金融機関による売却意欲の高まりを示唆した。

●ドル・円は下落、月末需給や日銀総裁発言で一時106円台前半

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  東京外国為替市場でドル・円相場は下落。日米株高などを背景にドル買い・円売りが先行した後、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)の議会証言を27日に控えて慎重姿勢が強い中、月末の輸出企業の売りや日本銀行の黒田東彦総裁発言などが重しとなり下落に転じた。

   ドル・円は午後3時半現在、前週末比0.4%安の1ドル=106円52銭。朝方に107円27銭まで上昇した後は水準を切り下げ、一時106円44銭と19日以来の安値を付けた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.3%低下した。ドルは主要10通貨に対して全面安。

  FXプライムbyGMOの柳沢浩チーフアナリストは、ドル・円について、「きょうは28日月末のスポット末日にあたり、輸出業者のドル売りが出た。国会での黒田総裁発言も円買い材料。変わったことは言っていないが、物価は徐々にプラス幅を広げていると発言し、出口論のイメージも嫌気された」と説明した。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.2%高の1ユーロ=1.2325ドル。ユーロ・円相場は0.1%安の1ユーロ=131円29銭。23日には一時130円94銭と昨年9月15日以来のユーロ安・円高水準を付けた。

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