隠された表題「メイ英首相の行く末」か-EU離脱で労働党党首が演説

  • 関税同盟への支持を表明すれば保守党内の親欧州派の造反招く可能性
  • 労働党の影の内閣は関税同盟支持で一致とスポークスマン

英最大野党・労働党のコービン党首は、党の欧州連合(EU)離脱政策に関する演説を26日に行う。演説の表題の言外の意味は、メイ英首相の行く末かもしれない。

  コービン党首が労働党議員らの強い要求に従い、EUとの関税同盟を党として支持すると演説で表明すれば、与党保守党内の少数の親欧州派議員が造反し、メイ首相の戦略阻止に動く対立をお膳立てすることにもなろう。

  コービン党首のオフィスは党首がこの件について話すと説明したが、事前に公表された演説テキストの抜粋は関税同盟に触れておらず、むしろコービン氏のEUを巡る深いアンビバレンス(両面性)を反映する内容となった。

  テキストの抜粋によると、コービン氏はイングランド中部コベントリーで行う演説で、「EUはわれわれが抱える全ての問題の根源ではなく、離脱すれば全ての問題が解決するわけではない。同じようにEUは全ての啓発の源でもなく、離脱がわが国に必ずしも破滅をもたらすわけでもない」と主張する。

  労働党で英EU離脱問題のスポークスマンを務めるケア・スターマー氏は25日、BBCテレビに対し、党のシャドーキャビネット(影の内閣)が「現行の関税同盟の機能」を維持するEUとの離脱合意案の支持で一致していると述べ、「わが党による修正であろうと、無所属議員による修正であろうと、議会の過半数が関税同盟に対する首相のアプローチを支持しておらず、首相にとって試練の時が訪れようとしている」と語った。

英労働党のコービン党首

フォトグラファー:Simon Dawson / Bloomberg

原題:Corbyn’s Shifting Customs Union Stance Spells Danger for May(抜粋)

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