働き盛りの男性、自動化進む米労働市場に戻らない公算

  • カンザスシティー連銀エコノミストのチューズメン氏が指摘
  • 米国では25-54歳の男性の労働参加率がここ半世紀ほど着実に低下

A worker drills holes in a semi trailer wall while working on the factory floor.

Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

働き盛りの男性の労働参加率が驚くべきペースで低下しており、米労働市場で自動化の進展が続けば男の働き手が戻ることはないかもしれない。カンザスシティー連銀が新たな報告書でこう指摘した。

  同連銀エコノミストのディデム・チューズメン氏は報告書で、高度なスキルが求められる仕事か技能を必要としない職種に人材の需要が偏り、中級技能職へのニーズが低下する「仕事の二極化」と呼ばれる現象がこうした状況を引き起こしていると分析。

  ルールや手順に基づき行うことのできる中級技能職は自動化が容易な一方、分析・管理能力を要する高度な職種や、サービス業での多くの仕事は機械やコンピューターに置き換えることが難しいと同氏は記した。

Shifting Skills

Demand has diminished in U.S. for jobs that require middle range of skills

Source: Federal Reserve Bank of Kansas City

  米国では25-54歳の男性の労働参加率が、ここ半世紀ほど着実に低下。労働統計局によれば、今年1月時点で同年齢層の男性の労働参加率は89%。第2次世界大戦後は97%前後だった。この数字には失業中で積極的な求職活動をしている男性も含まれる。

原題:Prime-Age Men May Never Return to U.S. Workforce, Fed Paper Says(抜粋)

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