五つ星運動首相候補、全ての政党に政権合意を提示の用意-第1党なら

  • 連立政権参加の見返りに閣僚ポストの提供はないとディマイオ氏
  • 民主党の非主流派リーダーはディマイオ氏を支持する用意あると発言

イタリアで欧州連合(EU)に懐疑的立場を取り、既存政党への不満の受け皿になっている野党「五つ星運動」の首相候補ルイジ・ディマイオ氏は、3月4日の総選挙で同党が過半数に届かないまま第1党となった場合、全ての政党に「政権合意書」を提示する考えを明らかにした。

ルイジ・ディマイオ氏

フォトグラファー:Simon Dawson / Bloomberg

  ディマイオ氏は国営放送RAIとの25日のインタビューで、「議会向けの綱領づくりに向けて、その基礎となる共通のテーマをまとめることを望むなら、われわれはその綱領に基づいて署名する合意文書を全ての政党に提示する用意がある」と語った。

  世論調査の公表が禁止されるブラックアウト期間入り(17日)前の調査の結果では、五つ星運動は単独で第1党になる勢いだが、過半数には届かない見通しが示唆された。政府高官が匿名を条件に語ったところでは、ディマイオ氏が組閣指名を受けるには、同党が過半数を確保するか、他の政党の支持を得て政権を発足できる場合に限られる。

  それより前の世論調査では、五つ星運動は、ベルルスコーニ元首相率いる中道右派の「フォルツァ・イタリア」にリードされていた。両党はいずれも過半数を得ることができず、総選挙後は絶対多数政党不在の状況になると予想される。

  ディマイオ氏は五つ星運動の「政権綱領」について、ドイツのモデルとは異なり、連立政権参加の見返りとして閣僚ポストを提供することはないと述べた。レンツィ前首相が党首を務める与党民主党(PD)非主流派の少数グループのリーダーで、南部プーリア州知事のミケーレ・エミリアーノ氏は24日記者団に対し、ディマイオ氏に政権を発足させるチャンスが与えられれば、PDはベルルスコーニ元首相陣営との「不自然な合意」を結ぶのではなく、五つ星運動を支持すべきだと主張した。

原題:Five Star Leader to Offer ‘Government Contract’ to Other Parties(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE