Photographer: Drew Angerer/Getty Images North America

退屈かショックか-債券トレーダー、パウエルFRB議長証言見極めへ

  • パウエル議長が2月27日と3月1日に半期に一度の議会証言
  • 若干タカ派的発言になるのを抑えるのは難しいだろう-ブルーベイ

約4年ぶりの3%台に接近している米10年物国債利回りがこのまま上昇してその水準を上回るかどうかは、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が、市場の注目する舞台をどのようにさばくかで決まるかもしれない。

  イエレン前議長から今月バトンを受けたパウエル議長は27日に下院金融委員会、3月1日には上院銀行委員会でハンフリー・ホーキンズ法に基づく半期に一度の証言を行う。債券トレーダーにとっては、議長就任以来、パウエル氏が発するあらゆる言葉を解析する最初の機会だ。

  FRBが23日公表した金融政策報告にも、かなりの分量の文言が盛り込まれている。また、元FRB理事としてパウエル議長はフェドスピーク(FRB風の話法)の技能を長年磨いてきた。相場の大幅変動を起こさせないための手法はお手の物だ。パウエル氏はその上、市場関係者の一部から長年、「イエレン2.0」と見なされてきており、TDセキュリティーズのストラテジストは今週の議会証言について「新しいものは何も見込んでいない」とコメント。BMOキャピタル・マーケッツは退屈であくびが出るのでは、と予想した。

  しかし、米金融当局が米労働市場は既に完全雇用を上回っている可能性もあると分析し、インフレ率が上昇の兆しを見せている上に、財政刺激策まで講じられる。

  ブルーベイ・アセット・マネジメントのクレジット戦略責任者デービッド・ライリー氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「パウエル議長は継続性と漸進主義を強調しようとするだろうが、インフレと成長の両面からして、若干タカ派的な発言になるのを抑えるのは難しいと思われる」と述べた。

  BMOは、パウエル議長と連邦公開市場委員会(FOMC)がよりタカ派的な経路に向かいつつあることが証言で示唆された場合は「ベアリッシュショック」を招き、特に米5年物国債相場が混乱するとの見方を示した。

原題:Bond Traders Step Back From 3% to Watch Powell Navigate Fedspeak(抜粋)

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