米国避ける株式投資家、買う理由豊富な欧州へシフト-BofAメリル

  • 欧州株ファンドは2週連続で資金流入超過-EPFRグローバル
  • 妥当なバリュエーションや世界最高の配当水準などが欧州株の魅力

押し目買いの誘惑に駆られても、その対象は米国株ではないかもしれない。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチによると、2年ぶりの10%急落にウォール街がなお動揺し、米国株ファンドから資金流出が続く一方、その資金は欧州に流れている。BofAメリルは、21日までの1週間に米国株ファンドで24億ドル(約2570億円)が償還された一方、欧州株ファンドには30億ドルが流入し、2週連続で大幅な流入超過となったとEPFRグローバルのデータを引用して指摘。年初来では米国株ファンドから220億ドルが流出したのに対し、欧州株ファンドは150億ドルが流入したという。
            

Europe's Moment?

While U.S. equity funds suffer further outflows, Europe funds see fresh money coming in

Source: BofAML, EPFR Global

  数年にわたって出遅れていた欧州株に資金がシフトする理由は豊富だ。はるかに妥当なバリュエーション(株価評価)水準に加えて、世界最高の配当水準、1%を下回る独債券利回り、好調な経済など。そして利上げはまだ差し迫っていない。

  米10年債利回りが米国株に「痛みを与える水準」の3%に迫り市場が危機感を抱く中、欧州では指標の独10年債利回りを300ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)近く上回る配当を投資家に提供している。フェイスブックとアマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル親会社アルファベットの4銘柄を指す「FANG」など米テクノロジー株のバブル気味のバリュエーションを投資家が警戒する一方、「退屈」な欧州市場にはそうした銘柄がないことも安心感を与える。

原題:Equity Investors Fleeing Wall Street Are Turning to Europe(抜粋)

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