白ワインだけじゃない-NZで今試すべきはピノ・ノワール

  • 楠田浩之氏がマーティンボロで生産するワインには熱烈なファンも
  • この国のピノ・ノワール栽培の中心は南島のセントラルオタゴ

ワインと蒸留酒の国際見本市「ビネクスポ」が発表したばかりの調査によれば、米国向けワイン輸出が最も伸びているのがニュージーランド(NZ)だ。

  NZは2021年までにイタリアとオートラリア、フランスに次ぐ4位のワイン対米輸出国となる見込み。NZが世界のワインのわずか1%しか生産していないことを考えると、ちょっとした驚きだ。

ノースカンタベリー(NZ南島)

撮影:Matteo Colombo / Getty Images

  
  NZ産ワインの大半は、ソービニヨンの白だ。究極のパーティー向け白ワインで、米国での成長をけん引している。

  だが、南太平洋に浮かぶこの島国のワインで、これから本当にわくわくさせてくれるのはピノ・ノワールだ。40年前、この繊細なブドウ種はNZでは珍しかったが、今では作付け面積で2番目のワイン品種となっている。

マーティンボロとワイララパ

  首都ウェリントンから北に車で1時間ほどのマーティンボロとワイララパで、ピノ・ノワールがNZで最初に大きな成功を収めた。1970年代に仏ブルゴーニュ地方と似た土壌であることを専門家が突き止めた。

おすすめの3本

2016 Kusuda(右、90ドル)
日本の楠田浩之氏がマーティンボロで生産。熱烈なファンがいる。
2016 Kupe by Escarpment(左、60ドル)
2015 Schubert Block B (中央、45ドル)

セントラルオタゴ

  NZでのピノ・ノワールの中心地は、南島にあるセントラルオタゴ地域だ。バンジージャンプなどのアドベンチャーを大いに楽しめる場所でもある。世界で最も南にあるワイン生産地で、岩の多い丘や深い渓谷、そして遠くに険しい山々が広がる。映画「ロード・オブ・ザ・リング」の多くのシーンがここで撮影された。70年代後半に作付けが始まり、最初のワインができたのは87年。地元で「セントラル」と呼ばるこの赤ワイン種が今、この地のブドウ栽培の多くを占めている。

おすすめの3本

2016 Burn Cottage Pinot Noir(左、50ドル)
2015 Felton Road Block 3 Pinot Noir (中央、70ドル)
2012 Two Paddocks the Last Chance Pinot Noir (左、70ドル)

ワイパラとノースカンタベリー

  2011年など幾度か大きな地震に見舞われたクライストチャーチから40マイル(約64キロ)北にある非常に涼しい土地だ。リースリング種で有名だが、ピノ・ノワールの栽培も盛ん。


おすすめの2本

2013 Bell Hill Pinot Noir (左、100ドル)
2013 Pegasus Bay Pinot Noir(右、45ドル)

マールボロ

マールボロのブドウ園

写真家:M.ゲビッキ/ゲッティイメージズ

  NZ最大のワイン生産地のマールボロは、ソービニヨンの白でよく知られている。最近までピノ・ノワールはそれほど重視されていなかったが、熱心な生産事業者が最適と思われる場所を見つけ栽培を始めた。

おすすめの3本

2015 Clos Henri Pinot Noir(右、35ドル)
2016 Jules Taylor OTQ (左、35ドル)
2013 Seresin Estate Rachel Pinot Noir (中央、37ドル)

原題:Forget Sauvignon Blanc, New Zealand’s New Thing Is Pinot Noir(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE