Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

ポンドの焦点、2日の英首相演説だけでない

  • 労働党のコービン党首も離脱を巡る党の立場を26日に明らかにする
  • 労働党が関税同盟への残留支持すればポンド相場を動かすとの見方も

英国と欧州連合(EU)との離脱交渉の先行きについて、ある程度の明快さを得たいと考える通貨ポンドのトレーダーらにとって、メイ英首相の3月2日の演説と、野党・労働党のコービン党首のスピーチが今後1週間で極めて重要なものとなるだろう。

  メイ首相は閣内の意見を集約し、EUとの野心的な通商協定の締結を目指す方針への支持取りまとめに成功した。しかし、そのような要求を他のEU加盟国が受け入れるかどうか疑念が残り、ポンドの対ドル相場の上昇は引き続き限定的となる可能性が高い。労働党のコービン党首はEU離脱を巡る党の立場を26日に明らかにし、メイ首相はEUとの将来の関係に関する計画の概要を示す演説を3月2日に行う。

  三菱東京UFJ銀行の為替ストラテジスト、リー・ハードマン氏(ロンドン在勤)は「EU離脱の状況がより明快になることを引き続き期待する市場参加者にとって、近く行われるこれらの演説がまさに焦点となろう。今後1週間で不透明感が十分晴れるとは確信が持てない。そのことが短期的にポンド相場を抑制する可能性が高い」と指摘した。

  コービン氏が26日のスピーチで、EUとの関税同盟への残留支持を正式に表明する可能性があるとの観測が出ていることについて、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)の通貨ストラテジスト、ニール・メラー氏は、労働党が方針を転換すれば「確実」にポンド相場を動かすことになると予想した。

Holding Up

Hawkish BOE helped the pound weather a week of Brexit noise and underwhelming data

Source: Bloomberg

原題:Pound Traders Look to May, Corbyn for Much-Needed Brexit Clarity(抜粋)

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