【米国株・国債・商品】主要株価指数が上昇、国債も高い

更新日時
  • 米国債利回りは低下、欧州中核国債に沿う動き
  • S&P500種は週間ベースで上昇に転じる、原油は2週連続の上昇

23日の米市場では株式と国債が上昇。米経済の拡大が加速してもパウエル議長率いる米金融当局は利上げを急がないとの見方が強まり、買いが入った。

  • 米国株は上昇、S&P500種は週間でプラスに転じる
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.86%に低下
  • NY原油は続伸、週間でも上昇-在庫水準が低下で
  • NY金は下落、週間でも安い-米利上げペース加速観測でドル上昇

  S&P500種株価指数は50日移動平均線を上回った。週間ベースでは上昇に転じて0.5%高。前日までの数日とは逆に、午後の取引で上げ幅を拡大した。米国債市場は連邦準備制度理事会(FRB)がこの日公表した2月の金融政策報告を消化する展開となり、10年債利回りは2.86%と週初とほぼ同じ水準に低下した。FRBは報告で、労働市場は完全雇用に近い、もしくはそれを若干上回っているとの認識を示す一方、金融面では一部でレバレッジの高まりや高バリュエーションの兆候が見られると指摘した。

  S&P500種株価指数は前日比1.6%高の2747.30。ダウ工業株30種平均は347.51ドル(1.4%)上げて25309.99ドル、ナスダック総合指数は1.8%高。ニューヨーク時間午後4時42分現在、米10年債利回りは6ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)低下し2.86%。 

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続伸。週間では2週連続上昇となった。オクラホマ州クッシングの在庫水準が2014年以来の低水準にあることが示されたほか、リビアの主要油田で生産が停止されたとの報道が手掛かり。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比78セント(1.2%)高の1バレル=63.55ドルで終了。週間では3%超値上がりした。ロンドンICEの北海ブレント4月限は92セント上げて67.31ドル。

  ニューヨーク金相場は下落。週間ベースでは過去4週で3度目の下落。米金融当局が米景気に関して楽観的な判断を示したことから、金融引き締めのペースが加速するとの観測が強まり、ドルが上昇したことが背景。ニューヨーク時間午後1時39分現在、金スポット相場は前日比0.2%安の1オンス=1328.85ドル。週間では1.4%下落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.2%下げて1330.30ドルで終了した。

  今週前半には、米金融当局が利上げペースを速めるとの懸念が市場を動揺させていた。コニングの株式担当ディレクター、ドン・タウンズウィック氏は電話取材に対し「金利懸念は行き過ぎている」とした上で、「金融市場は力強さを保つだろう。過去には、インフレが抑制されている限り、金利上昇局面の最初の18-24カ月において市場は堅調だった」と指摘した。

  米国債は海外時間や朝方の上昇を保ち、日中高値近辺で終えた。月末特有のデュレーション(平均残存期間)延長を来週に控えて長期債が大幅高となり、イールドカーブ(利回り曲線)はフラット化した。

原題:U.S. Stocks Rise With Treasuries, Dollar Mixed: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Flatten, Hold Early Gains; Swap Spreads Tighten(抜粋)
Oil’s Up for Another Week as Libya Woes Add to U.S. Supply Dive(抜粋)
PRECIOUS: Gold Set for Weekly Loss as Dollar Gains on Fed View(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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