俳優の顔あってこその3D技術-米連邦地裁が著作権訴訟で判断

  • 裁判ではブラッド・ピットが87歳男性を演じた映画も取り上げられた
  • 原告側は俳優の役割と比べてテクノロジーの方が極めて重要と主張

ウォルト・ディズニーと傘下のマーベル・スタジオが幾つもの大ヒット映画で3Dアニメーション技術の著作権を侵害したとの主張を巡る裁判で、サンフランシスコの連邦地裁判事はブラッド・ピット主演作に触れ、俳優が果たす役割の重要性を指摘した。

  この裁判では、ディズニーの「美女と野獣」やマーベルの「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」などのヒット映画で、俳優の顔の2次元映像を3次元に変換する際の「クリエーティビティーの最大の分け前」を最終的に引き受けるのは特殊効果か俳優かどうかが争点の一つ。

  ディズニー側を訴えたMOVAコンター・リアリティー・キャプチャー・プログラムの考案者は自身が生み出したテクノロジーに比べれば、俳優の役割は取るに足らないと申し立てたのに対し、ジョン・タイガー判事はこれに同意しなかった。

  MOVAが提出した裁判所文書は、当時44歳だったブラット・ピットが87歳の男性を演じた2008年の映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」に使われた技術を取り上げるのに当たり、さまざまな映画における俳優陣の貢献について随所で触れているとタイガー判事は指摘した。

  同判事は「MOVAのプログラムがカメラで撮影された2次元情報を3次元でアウトプットする多大な作業を引き受けていることに疑いの余地はないが、それで十分ではない」との判断を21日の文書で示した。

  タイガー判事はMOVAに著作権侵害に関する主張を修正し再提出することを認める一方で、商標に関する一部の訴えは退けた。

原題:Brad Pitt’s Face Touted in Disney Ruling on Animation Copyright(抜粋)

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