きょうの国内市況(2月23日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株反発、米金利低下を好感-資源や建設、7万円目標の任天堂高い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は反発。米国景気先行指数の堅調、長期金利やボラティリティーの低下など米市場の落ち着きが好感された。原油市況の上昇を材料に石油や鉱業、商社など資源株が上げ、高有利子負債業種の建設や不動産株も上昇。アナリストが目標株価を7万円に上げた任天堂も高い。

  TOPIXの終値は前日比14.36ポイント(0.8%)高の1760.53と4営業日ぶりに上昇、日経平均株価は156円34銭(0.7%)高の2万1892円78銭と反発した。

  三井住友信託銀行・投資顧問業務部の鎌田一明運用企画グループ長は、「為替がドル安・円高に振れた中でも米長期金利の低下でマーケットは落ち着き、本来の好業績期待を評価する流れに戻りつつある」と指摘。米金利はたとえ上昇しても「スピードが問題で、ゆっくりならマーケットは吸収できる。市場は14年1月に付けた3.03%を節目とみるが、超えても今の米景気を冷やす水準ではない」との認識を示した。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、鉱業、建設、電気・ガス、鉄鋼、非鉄金属、不動産など31業種が上昇。石油や鉱業は、前日のニューヨーク原油先物が1.8%高と反発したことがプラスに寄与。建設や電力、不動産など高有利子負債業種が買われた背景について、丸三証券の服部誠執行役員は「金利低下でコスト負担の軽減期待」とみる。下落は小売、精密機器の2業種。

  売買代金上位では、クレディ・スイス証券が目標株価を5万8000円から7万円に上げた任天堂が買われ、メリルリンチ日本証券が売上高予想を増額したクボタ、シティグループ証券が買い判断に上げた旭化成も高い。半面、セブン&アイ・ホールディングスや花王、ビックカメラ、品質検査に関する社長会見の情報が午後に伝わった宇部興産は安い。東証1部の売買高は11億9800万株、売買代金は2兆2514億円、代金は前日から13%減った。値上がり銘柄数は1562、値下がりは455。

●長期金利が2カ月ぶり低水準、オペ結果受けて超長期利回り低下に拍車

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は上昇。長期金利は約2カ月ぶりの水準に低下した。前日の米国債市場で長期金利が低下した流れや、円高傾向を背景に買いが先行した。日本銀行の国債買い入れオペで超長期債を中心に需要の堅調さが確認されると、午後は同ゾーンの金利低下に拍車が掛かった。

  現物債市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.045%と、昨年12月29日以来の水準で開始し、その後も同水準で推移した。新発5年物の134回債利回りは0.5bp低いマイナス0.11%と、昨年12月25日以来の低水準を付けた。

  超長期ゾーン利回りは午後に低下が進んだ。40年物の10回債利回りは1.5bp低い0.885%で始まり、午後に0.875%と、新発債として昨年1月以来の水準まで買われた。新発30年物の57回債利回りは0.5bp低い0.76%で開始後、0.75%と昨年4月以来の低水準を付けた。新発20年物の163回債利回りは午後に0.5bp低い0.545%と昨年9月以来の水準に下げた。

  みずほ証券の稲垣真太郎マーケットアナリストは「国債買い入れオペで超長期ゾーンの結果が強かったのを受け、午後はさらに買いが優勢になった」と指摘。「日銀の次期正・副総裁人事も通過し、国内には金利上昇要因は見当たらない。特に超長期債は年度末にかけて堅調地合いが続くだろう」と述べた。

  長期国債先物市場では中心限月3月物は6銭高の150円89銭で取引を開始。午後の開始直後に150円97銭と、中心限月の日中取引では昨年12月19日以来の高値を付けた。その後は株価の上昇や円高一服を背景に上げ幅を縮め、結局は寄り付きと同水準の150円89銭で引けた。

  日銀はこの日、残存期間1年超3年以下と3年超5年以下、10年超25年以下と25年超の長期国債を対象に買い入れオペを実施。市場の需給状況を映す応札倍率は残存10年超25年以下で2.43倍と前回より低下し、金融機関による売却意欲の低下を示唆した。

●ドル全面高、株安一服や実需の買いで-ドル・円は107円台乗せ

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場でドルは主要10通貨に対して全面高。日米の株安一服や実質的な五・十日に伴う需要などを背景に、ドル買いが優勢となった。ドル・円相場は1ドル=107円台に乗せた。

  ドル・円相場は午後3時39分現在、前日比0.3%高の107円10銭。朝方に106円66銭を付け、終盤にかけて107円13銭まで上昇する場面があった。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.2%高の1128.39まで上昇した。

  外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、「先週の一時105円55銭から反発して2円ちょっと上げたが、108円まで届かず、上値が重い展開が続いている。ダウンサイドリスクはあるが、110円台からの下げが速かったので戻している」と説明。来週のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言については、「米景気はしっかりしており、緩やかな利上げ政策を踏襲すると思う。米金利高が米株安を刺激しないようにすると思う」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE