米特別検察官:マナフォート、ゲーツ両被告を追起訴-脱税などで

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  • マナフォート被告は3000万ドル以上を資金洗浄-起訴状
  • 追起訴は裁判に向けて検察側の論拠を強める可能性

ポール・マナフォート被告

Photographer: Zach Gibson
Photographer: Zach Gibson

2016年の米大統領選でトランプ陣営の選対本部長だったポール・マナフォート被告と側近のリック・ゲーツ被告について、モラー特別検察官のチームは22日、脱税と銀行詐欺の罪で追起訴した。両被告に対する裁判に向け、検察側が攻勢を強めた格好だ。

  両被告は昨年10月27日、マネーロンダリング(資金洗浄)やウクライナで行ったコンサルティング業務の届け出を怠った罪などで起訴されている。マナフォート被告の弁護士は10月の起訴について、外国でのロビー活動の届け出を怠ったことに関してモラー特別検察官が資金洗浄の罪で不当に追及していると批判していた。

  しかし、今回の起訴では外国代理人登録法(FARA)に基づいて登録しなかったことと資金洗浄を訴因に含めていない。最初の起訴は一般に民事訴訟で利用されることが多く刑事訴訟ではめったに使われない同法を根拠とし、資金洗浄の訴因を裏付けていたが、この2つの訴因を除くことで検察側は裁判を進めやすくなる可能性がある。

  検察側によると、マナフォート被告の管理下にあるオフショア口座を通じて7500万ドル(約80億円)以上の資金が流れた。同被告はゲーツ被告の支援を受け、米財務省と司法省の目に触れない形で3000万ドル以上の所得を資金洗浄。ゲーツ被告も約300万ドルを受け取り、隠したという。

  新たな起訴状は、「マナフォート、ゲーツ両被告はウクライナでの仕事で多額の収入を得た。2006年前後から現在まで、両被告は米当局から所得を隠すスキームに関わり、得た資金を享受していた」と指摘した。

  両被告は昨年の10月の起訴に対し、無罪を主張しており、今年裁判を受ける予定だった。

原題:Mueller Adds Tax, Bank Fraud Charges Against Manafort, Gates (2)(抜粋)

(起訴状の内容などを追加して更新します.)
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