トランプ氏:銃携行の教師に「ボーナス」支給を-ライフル協会を称賛

更新日時
  • 銃乱射の防止で教師に銃を取り扱う訓練受けさせる案を支持
  • 17人が死亡したフロリダ州高校の乱射事件で対策求める声強まる

トランプ大統領

Photographer: MANDEL NGAN/Getty Images
Photographer: MANDEL NGAN/Getty Images

トランプ米大統領は22日、教室に銃を携行する教師にボーナスを支給することを提案し、学校での銃乱射を防ぐ手段としての教師の武器携行を支持する考えを示した。この数時間前には全米ライフル協会(NRA)を高く称賛した。

  トランプ氏は、学校の安全について協議するためにホワイトハウスに集まった州やその他地方自治体の関係者に対し、「十分な数の警備員を雇えない」状況にあり、対策として他人に見えないよう教師に武器を携行させることができると指摘。教師には「厳しい訓練」を受けさせ、「少額のボーナス」を支給することを提案した。

  17人が死亡したフロリダ州の高校の銃乱射事件を受け、大統領と議会は行動を求める声への対応に苦慮している。銃規制の反対派は、ホワイトハウスと上下両院をコントロールする共和党の重要な支持基盤。

トランプ大統領、教室に銃を携行する教師へのボーナス支給を提案

(出所:Bloomberg)

  NRAのウェイン・ラピエールCEOは22日、保守政治活動会議(CPAC)での演説で、学校での銃乱射を防げなかったとして学校関係者や地方の法執行当局、連邦捜査局(FBI)を批判した。この演説の数分前、トランプ大統領はツイッターで同CEOを強く称賛した。

  トランプ氏は22日朝、NRAへの称賛をツイートする前に、銃販売の規制強化に向けこれまでで最も踏み込んだ発言を行い、精神状態をチェックする身元調査の強化、購入可能な最低年齢の21歳への引き上げ、「バンプストック(連射装置)」の販売禁止などに取り組むと表明していた。この前日には、学校で起きた乱射事件の犠牲者の家族や友人とホワイトハウスで面会した。

学校乱射事件の犠牲者の家族や友人とホワイトハウスで面会するトランプ大統領

(出所:Bloomberg)

  米連邦選挙管理委員会によると、NRAの政治組織は大統領選が行われた2016年に5440万ドル(約58億円)を支出。民主党候補ヒラリー・クリントン氏の批判に1980万ドル、トランプ氏の後押しに1140万ドルを充てたほか、激戦州だったフロリダやオハイオ、ウィスコンシンを含む7州の上院選に50万ドル以上を投じた。

  22日の米株式市場で、アメリカン・アウトドア・ブランズスターム・ルーガーなど銃器メーカーの株価は上昇した。

原題:Trump Suggests ‘Bonus’ for Gun-Trained Teachers, Praises the NRA(抜粋)

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