2月22日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、5営業日ぶりの下げ-円は106円台に上げ拡大

  22日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。5営業日ぶりの下げとなった。前日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けて、市場は新たなトレンドを模索する動きとなっている。

  ドル指数はアジア・欧州時間には小幅に上げていたが、その後下落に転じ、米国時間の午前には下げを拡大した。米国債は前日のFOMC議事録を受けた下げから回復し、利回りが低下。また米国株は堅調な動きとなった。ロンドンやニューヨークのトレーダーはドル下落について、特に大きな材料はなかったようだと指摘した。

  円はこの日堅調に推移し、米国時間に上げを拡大。主要通貨の大半に対して上昇し、特にドルに対する上げが目立った。ドルは午後に対円で一段安。108円に向けた上昇を維持できなかったことから、ドルの買い持ちを手じまう動きが広がった。

  ニューヨーク時間午後4時33分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%安。ドルは対ユーロで0.3%下げて1ユーロ=1.2326ドル。対円では1%安の1ドル=106円74銭。

欧州時間の取引

  ユーロは欧州時間に一時軟調な動きとなっていたが、ドル売りの圧力が強まる中で上げに転じた。ドイツIfo経済研究所が発表した独企業景況感指数は市場予想を下回ったものの、ユーロへの影響は限定的だった。欧州中央銀行(ECB)が1月24、25両日の政策委員会の議事要旨を公表した後にユーロは値上がりした。
原題:Dollar Snaps 4-Day Winning Streak as Stocks Rise, Yen Advances(抜粋)
Euro Rebounds Before ECB Account as Dollar Momentum Takes a Hit

◎米国株・国債・商品:S&P500前半の上げ縮小、ナスダック下落

  22日の米株式市場ではダウ工業株30種平均とS&P500種株価指数が上昇。金利上昇リスクが意識される中、S&P500種は一時1%余りに達した取引時間前半の上げを後半で縮小した。前日大きく下げた米国債は値上がりし、10年債利回りが低下した。

  • 米国株はダウとS&Pが上昇、ハイテク株伸び悩みナスダック下落
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.92%に低下
  • NY原油は反発、米在庫が予想外に減少-シェールブーム懸念が後退
  • NY金は上昇、年初来ベースでも値上がり

  S&P500種は取引終了間際に2700ポイントの大台を割り込む場面があり、辛うじて3日続落を逃れた。エネルギー銘柄が原油相場の大幅高を受けて買われ、上昇率上位に入った。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2703.96。ダウ工業株30種平均は164.70ドル(0.7%)上げて24962.48ドル、ナスダック総合指数は0.1%安。ニューヨーク時間午後4時36分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.92%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。2週間ぶりの高値となった。米エネルギー情報局(EIA)の統計で米在庫の予想外の減少に加え、輸出増加が示されたことから、新たなシェール油ブームで余剰供給になるとの警戒が和らいだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比1.09ドル(1.8%)高の1バレル=62.77ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は97セント上げて66.39ドル。

  ニューヨーク金相場は上昇。金利上昇やドルの堅調にもかかわらず、金は年初来ベースでも値上がりしている。ニューヨーク時間午後1時46分現在、金スポット相場は前日比0.5%高の1オンス=1331.15ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.1%未満上げて1332.70ドルで終了した。

  前日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で経済成長に対する当局者の自信の深まりが示されたことから、金融市場には金利上昇への警戒感が戻った。キングスビュー・アセット・マネジメントのポール・ノルテ氏は「投資家は金利にとにかく神経をとがらせている」と指摘した。

  米国債相場は、この日の7年債入札が軟調となったにもかかわらず、中期ゾーンを中心に上昇。ただ明確な方向性は乏しかった。
原題:U.S. Stocks End Mixed as Bonds Gain, Dollar Slumps: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Steepen Despite Soft 7Y Sale; IG Deals Ramp Up(抜粋)
Oil Jumps as Surprise U.S. Supply Drop Dispels Shale Boom Fears(抜粋)
Gold Miners Set for Worst Month in Five With Metal Price in Flux(抜粋)

◎欧州債:周辺国債が軟調、ECB議事要旨やイタリア選挙が材料

  22日の欧州債相場は、周辺国債とドイツ債とのスプレッドが拡大した。この日公表された欧州中央銀行(ECB)政策委員会の議事要旨では、一部のメンバーが資産購入プログラムについての緩和バイアスを声明から削除することを支持しており、今年の早い時期にガイダンスを見直す可能性があることが明らかになった。

  ECBの議事要旨公表後、イタリア債が下げを主導。その後ポルトガル債にも売りが及んだ。ロンドンを拠点とするトレーダーはこの議事要旨のほか、近く実施されるイタリア国債入札や総選挙が売り材料になったとの見方を示した。

  中核国の短期債は300億ユーロを超えるフランスとドイツの国債償還に支えられた。ドイツ10年債利回りは最近の0.7-0.75%のレンジを維持した。
原題:Peripheral Euro-Area Bond Spreads Widen; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為、米国株・米国債・商品を更新します.)
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