英銀バークレイズ:年初の市場事業好調、17年増配-株価上昇

更新日時
  • 第4四半期のトレーディング収入は前年同期比18%減
  • 20年余りで初の自社株買い戻しを検討、配当は引き下げ前水準に戻す

英銀バークレイズの2017年通期決算では税引き前利益がアナリスト予想を下回ったものの、ジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)は今年の業績について自信を示した。同行は増配を発表するとともに、自社株買いを検討していることも明らかにした。

  22日の発表によると、17年10-12月(第4四半期)のトレーディング収入は前年同期比18%減。UBSグループの予想は26%減だった。落ち込みはウォール街の平均(25%減)よりも小さかった。資本バッファーが目標を超えたことから、配当を引き下げ前の従来水準に戻すほか、20年余りで初の自社株買い戻しを検討している。普通株等ティア1自己資本比率は13.3%と予想平均の12.9%を上回った。

  ステーリーCEOは発表文で「18年の年初の業績、特に市場事業には満足している」とし、収入が前年同期を上回って推移していると説明した。

ステーリーCEOが2017年の組織改革や配当、自社株会計核、トレーディング収入の見通しなどについて語る

Daybreak: Europe." (Source: Bloomberg)

  ロンドン時間午前9時40分現在、株価は4.4%高。  

  17年通期の税引き前利益は法的費用を除いたベースで3億3400万ポンド(約500億円)と、わずかに増加。同行がまとめたアナリスト14人の予想平均は5億7000万ポンドだった。外国為替市場操作に関連する法的費用2億4000万ポンドを計上した。

  法的費用が響き、通期の純損益は19億ポンドの赤字。配当は16年3月に減額する前の水準に戻す。

  全行の17年分ボーナス準備金は2%減の15億ポンド。法人・投資銀行部門のフロントオフィス従業員のボーナスは1.2%減らし、8億6400万ポンドを割り当てた。

原題:Barclays Sees Markets Uptick Gathering Pace as Dividend to Rise(抜粋)

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