Photographer: DANIEL ACKER

先週末からのドル高は前兆、先安観コンセンサスに異議あり

  • 今年の米インフレ率、市場予想を超える上昇も-ドルにポジティブ
  • 米国時間21日の取引でもドルは上昇-年初来の下げ幅を縮小

市場ではドル先安観が極めて強いが、先週末からのドル高はこれからの外国為替相場の前触れかもしれない。バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチ・グローバル・リサーチはこう指摘する。

  金融危機後に導入した刺激策の縮小を進める米連邦公開市場委員会(FOMC)に世界中の中央銀行がすぐに追随し、各国・地域の通貨がドルに対し強含むとの観測から、ヘッジファンドや資金運用会社はドル安進行に備えたポジションを取っている。

  だがBofAは、そうした中銀の行動を投資家があまりにも強く想定し過ぎているきらいがあるとしている。

  同行の外為ストラテジスト、アタナシオス・バンバキディス氏はリポートで、「金融政策の収れんを早く織り込み過ぎることで、市場は間違えることになるだろう」と主張。また「今年の米インフレ率は市場の想定を上回る水準に上昇する公算が最も大きいとわれわれは見込んでおり、このことはドルにとってポジティブだ」と論じた。「他のG10経済との比較で米国のインフレ率が高めになるとのわれわれの認識が正しければ、ドルは強含む」としている。

  BofAの予測は、コンセンサスから外れているようだ。だが米国時間21日の取引でもドルは上昇し、年初来の下げ幅を縮小した。

原題:Bank of America Says FX Traders May Be Off on Dollar Bearishness(抜粋)

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