Photographer: Julia Schmalz

米国債入札は「アルマゲドン」回避-数年ぶり高利回りが買い手誘う

  • 5年債の最高落札利回りは09年12月以来、2年債は08年以来の高水準
  • 規模拡大した国債入札は年内続く-織り込みはまだだとボーゲル氏
Photographer: Julia Schmalz

債券トレーダーは少なくとも今のところは、巨額の米国債入札の消化は順調だと祝杯を挙げられるだろう。入札が年内続く中、利回りが魅力的である限り大惨事にはならないというヒントを今週これまでの結果が与えてくれそうだ。

  米財務省は今週予定していた2580億ドル(約27兆7700億円)相当の国債入札で、2290億ドル分をおおむね問題なく終了。キーポイントになったのは、投資家を引き付けるのに利回りが少なくとも8年ぶり高水準に上昇する必要があったということだ。

  • 350億ドル相当の5年債入札での最高落札利回りは2.658%と、5年債入札では2009年12月以来の高水準
  • 2年債入札(20日実施)の同利回りは2.255%と、08年以来の高水準
  • どちらの入札も応札倍率は先月から下がったが、過去2年の平均付近にとどまった

  FTNファイナンシャル・キャピタル・マーケッツのストラテジスト、ジム・ボーゲル氏は「債券にとって悪いニュースを投資家が連日浴びることがない限り、妥当な応札があるだろう」とインタビューでコメント。その上で、財務省からの「供給を市場は織り込んだと言えるだろうか?断定するには時期尚早だ」と付け加えた。

  今週の入札は始まりにすぎない。米財政赤字は膨らむ方向で、ストラテジストらは財務省が国債発行拡大ペースを年内維持するとみている。同省は先月末、四半期定例入札の詳細を発表。2年債と3年債の発行額を毎月それぞれ20億ドル引き上げるとし、5年債と7年債、10年債、30年債については拡大幅を10億ドルとした。

原題:Auction Armageddon Averted as Best Yields in Years Entice Buyers(抜粋)

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