Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が下げに転じる、FOMC議事録受け

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21日の米株式相場は続落。前回の連邦公開市場委員会(FOMC)以降に発表された指標が示したインフレの高まりを受け、金融当局が利上げペースを速めざるを得なくなるとの観測が強まり、主要株価指数は下げに転じた。米国債市場では10年債利回りが引けにかけて急上昇。一時は2014年1月以来最高の2.95%に達した。

  • 米国株は続落、引け際に下げに転じる-FOMC議事録受け
  • 米国債は続落、10年債利回りはFOMC議事録受け一時2.95%に
  • NY原油は反落、米供給増でOPECの減産取り組みが脅かされるとの見方
  • NY金は上昇、FOMC議事録受けドル下落

  FOMC議事録では、米金融当局が国内景気がさらに拡大することに自信を深める一方、インフレが目標未達となることを依然懸念していることが示された。議事録公表直後には株式と債券がともに大きく上昇し、S&P500種株価指数は約1%上昇する場面があった。

  S&P500種株価指数は前日比0.6%安の2701.33。ダウ工業株30種平均は166.97ドル(0.7%)下げて24797.78ドル。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.94%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反落。米原油在庫の拡大で石油輸出国機構(OPEC)の減産の取り組みが脅かされるとの警戒が広がった。米エネルギー情報局(EIA)が22日発表する週間統計では、米供給が増加すると予想されている。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比11セント(0.2%)安の1バレル=61.68ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は17セント上げて65.42ドル。

  ニューヨーク金相場は上昇。1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を受けてドルが下落したことが手掛かり。ニューヨーク時間午後2時15分現在、金スポット相場は前日比0.4%高の1オンス=1334.50ドル。一時は0.5%上昇する場面もあった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は議事録公表前に、0.1%高の1332.10ドルで終了した。

  米国債は引けにかけて長期債を中心に売りが膨らんだ。30年債利回りは一時8bp上昇し、2015年以来最高の3.23%を付ける場面があった。5年債と30年債の利回り差は拡大し、イールドカーブがスティープ化した。

原題:Stocks Turn Lower, Dollar Rises After Fed Minutes: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Fall After FOMC Minutes; 30Y Yield Highest Since 2015(抜粋)
Oil Declines as Spare U.S. Supplies Menace OPEC’s Anti-Glut Plan(抜粋)
PRECIOUS: Gold Gets Some Dollar Relief Ahead of Fed Minutes(抜粋)
PRECIOUS: Gold Advances as Dollar Erases Gains After Fed Minutes(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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