Photographer: Andrew Harrer

【NY外為】ドル上昇、FOMC議事録が当局の経済への自信示す

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21日のニューヨーク外国為替市場ではドルが4日続伸。連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事録公表後に一時下げたが反転した。議事録では、当局者らが経済成長やインフレの見通しに対し前向きな見方を強めつつあることが示された。

  ドルは主要10通貨に対し全面高の展開。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は午後に一時下げに転じたが、再び上昇した。議事録公表後にドルが一時下落したことで、ユーロは対ドルで日中高値を更新。ただその後すぐに再び下げに転じ、日中安値となった。

  ニューヨーク時間午後4時40分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%上昇。ユーロは対ドルで0.4%安の1ユーロ=1.2289ドル。ドルは対円で0.3%高の1ドル=107円70銭。

  FOMC議事録では、「参加者らはフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジの引き上げにおいて、漸進的なアプローチが引き続き適切だということで一致した」とされたほか、政策の道筋の調整は経済見通しや見通しへのリスクがどう展開するかに左右されると記された。

  経済に関しては、当局者らは「2018年の経済成長ペースは中長期的に持続可能と当局が見込むペースを上回り、労働市場の状況は一層力強さを増すと予想している」と指摘。賃金については、「低い生産性の伸びが続いた場合、賃金の上昇ペースが目立って加速することはないかも知れないと指摘された」としつつ、「労働市場の引き締まり継続はいずれかの時点で賃金上昇ペースの加速につながる可能性が高いと、幾人かの参加者は判断した」と説明した。

欧州時間の取引

  欧州時間にはユーロが軟調な展開。フランスとドイツ、ユーロ圏の購買担当者指数(PMI)が予想を下回ったことが手掛かり。このほか円も対ドルで下落。米国債利回りの上昇を受け、ドルのショートポジション解消が進んだ。

原題:Dollar Resumes Advance as Fed Minutes Prove Little Obstacle(抜粋)
Euro Lower on PMI Miss as Dollar Holds Gains Before Fed Minutes

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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