Photographer: Joshua Roberts

FOMC議事録:当局者は経済成長や物価見通しへの自信深める

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  • 経済には「相当の基調的な勢い」がある-議事録
  • 幾人かは「金融市場における不均衡」表面化の可能性を指摘

米連邦準備制度理事会(FRB)が21 日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)会合(1月30-31日開催)の議事録によれば、当局者らは経済見通しに対して前向きな見方を強めた。議事録では、経済には「相当の基調的な勢い」があると記された。さらにインフレ目標達成についても楽観の度合いを強めていることが示された。

  議事録によれば、当局者らは「2018年の経済成長ペースは中長期的に持続可能と当局が見込むペースを上回り、労働市場の状況は一層力強さを増すと予想している」と指摘。幾人かの参加者は「短期的な経済成長予測を昨年12月会合時から上方修正したことを明らかにした」と加えた。

  また「経済成長見通しの強まりで、さらなる漸進的な政策引き締めが適切になる可能性が高まったと、過半数の参加者は指摘した」とも記された。

  一方で参加者は、見通しを巡る数多くの不確実要素についても議論。幾人かは「経済が引き続き潜在成長力を上回るペースで推移する中で、金融市場における不均衡が表面化し始める可能性がある」と指摘。このほか当局者らは、減税が従業員の報酬増加につながるかどうかについても意見が交わされた。

  議事録では「低い生産性の伸びが続いた場合、賃金の上昇ペースが目立って加速することはないかも知れないと指摘された」としつつ、「労働市場の引き締まり継続はいずれかの時点で賃金上昇ペースの加速につながる可能性が高いと、幾人かの参加者は判断した」と説明した。

12月会合時点での参加者の利上げ予測

  FOMCは1月会合後に発表した声明で、政策金利の「さらなる漸進的な引き上げ」を見込んでいることを示唆した。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は21日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「声明での個々の文言変更については、たっぷり議論する。『さらなる』は、われわれが現在たどっている軌道の継続を伝えることを意図していると思う」と述べた。

  今回の議事録でもこの『さらなる』についての説明が加えられ、「メンバーらは、短期的な経済見通しの強まりにより、フェデラルファンド(FF)金利の漸進的な上向きの軌道が適切になる可能性が一段と高まったとの認識で一致した」と記述された。

原題:Fed Minutes Show Confidence Improving on Growth, Price Outlook(抜粋)

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