ミネアポリス連銀総裁:市場はデータに過剰反応、当局は冷静に判断を

  • 「相場の一時的な急伸や急落を基に政策を策定するべきではない」
  • カシュカリ総裁はブルームバーグTVのインタビューで語った

米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、当局の政策金利の決定が市場に左右されるようなことがあってはならないと発言。最近発表されたインフレ指標はたった1カ月の数字だとし、過剰反応すべきではないとの考えを示した。

  総裁は21日、ブルームバーグテレビジョンのインタビューで「ウォール街はあらゆることに過剰反応する」とし、「上振れにも下振れにも反応し過ぎる。われわれは相場の一時的な急伸や急落を基に政策を策定するわけにはいかない」と指摘した。

政策金利の道筋やFOMC声明の文言などについて話すミネアポリス連銀総裁

出所:ブルームバーグ

  労働省が2日発表した1月の雇用統計では、賃金が前年比2.9%増と大きな伸びを示した。カシュカリ総裁は、「賃金は2.9%増となったが、単月の雇用統計に過剰反応したくはない。直近の消費者物価の統計についても同じだ。こうしたデータを軽視したくはないが、1カ月のデータ変動に過剰反応するのも望ましくない」と述べた。

  1月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では政策金利の据え置きを決定した上で、声明では政策金利の「さらなる」漸進的な引き上げが正当化される可能性が高いと微調整された。 

  カシュカリ総裁は「声明での個々の文言変更については、たっぷり議論する。『さらなる』は、われわれが現在たどっている軌道の継続を伝えることを意図していると思う」と述べた。 

原題:Wall Street Overreacts to Data But Fed Shouldn’t, Kashkari Says(抜粋)

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