きょうの国内市況(2月21日):株式、債券、為替市場

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●TOPIXは小幅続落、金融中心安い-VIXにらみ不安定、先物主導

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  東京株式相場はTOPIXが小幅に続落。為替の円安推移を受け上昇基調を強める場面もあったが、ボラティリティーの再上昇に対する警戒も根強く、買いの勢いは続かなかった。銀行や保険、証券など金融株が業種別の下落率上位を占め、医薬品や陸運株などディフェンシブセクターも安い。

  半面、前日の米テクノロジー株の堅調や為替動向が好感され、電機や機械、輸送用機器、精密機器など輸出株は上げ、株価指数を下支えした。アナリストが目標株価を上げたブイ・テクノロジーや任天堂が売買を伴い高い。

  TOPIXの終値は前日比0.84ポイント(0.04%)安の1761.61。日経平均株価は45円71銭(0.2%)高の2万1970円81銭と小幅に反発した。

  三井住友アセットマネジメントの市川雅浩シニアストラテジストは、「前日の米国株安と為替のドル高・円安の綱引き」とした上で、マーケットが上値を追いにくいのは「投資家の恐怖心理を示すVIXが20%台に再上昇し、ボラティリティーが高まりつつあることを警戒している」とみていた。

  東証1部33業種は保険、証券・商品先物取引、銀行、医薬品、卸売、電気・ガス、陸運など19業種が下落。上昇はガラス・土石製品、電機、その他製品、機械、輸送用機器、精密機器など14業種。

  売買代金上位では、三菱UFJフィナンシャル・グループやSUMCO、三菱商事、第一生命ホールディングス、大東建託が安く、クレディ・スイス証券が投資判断を下げた大日本住友製薬も売られた。半面、岩井コスモ証券が目標株価を上げたブイ・テクノロジー、メリルリンチ日本証券が目標株価を上げた任天堂は高く、安川電機は反発した。

  東証1部の売買高は13億8202万株、売買代金は2兆6863億円。値上がり銘柄数は1087、値下がりは897。

●債券上昇、日銀オペや日本株上げ縮小で買い圧力-20年入札に期待感も

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  債券相場は上昇した。日本銀行による国債買い入れオペの実施や、日本株が午後の取引で急速に上げ幅を縮小する展開となったことを背景に、買い圧力が強まった。

  21日の長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比3銭高の150円75銭で取引を開始。午後の取引終盤にかけては、7銭高まで上げ幅を拡大する場面があった。結局は6銭高の150円78銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、 「投資家の資金余剰感が強い中、債券を売る動きがほぼない状況で日銀だけは着実に買っているため、需給は引き締まる方向にある」と指摘。「株式相場が急速に立ち直るというのであれば別だが、依然として不透明感が強いことも債券相場がしっかりする要因になっている」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値から横ばいの0.06%で寄り付き、午後には0.5ベーシスポイント(bp)低い0.055%まで買われた。

  日銀はこの日の金融調節で、残存期間1年超5年以下と5年超10年以下の長期国債を対象にした買い入れオペを通知。買い入れ額は1ー3年が2500億円、3-5年が3300億円、5-10年が4500億円と、それぞれ前回から据え置かれた。

  新発20年物は2営業日ぶりに売買が成立し、163回債利回りは横ばいの0.565%で取引を開始した後にやや買われ、0.5bp低い0.56%で推移している。同じく前日に取引がなかった新発30年物57回債利回りも横ばいの0.785%で寄り付いた後、0.5bp低い0.78%で推移している。新発5年物の134回債利回りは横ばいのマイナス0.1%で推移している。日本相互証券によると、いずれの年限も20日の業者間取引で売買が成立しなかった。

●ドル・円1週間ぶり高値、米金利や日本株支え-108円回復視野との声

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  東京外国為替市場のドル・円相場は14日以来の水準まで上昇。米金利や日本株の上昇が、先週末からのドル買いの動きを後押しした。市場関係者からは、相場が週内にも1ドル=108円台を回復する可能性があるとの声が聞かれた。

  ドル・円は午後3時46分現在、前日比0.4%高の1ドル=107円74銭。米国債の大量供給を控えた米金利の上昇と、この日の日本株が底堅く推移したことがドル買いの支えとなり、一時は107円90銭を付けた。朝方は107円20銭台までドル売りに押される場面があったものの、取引が進むにつれて上昇幅を徐々に広げた。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)マーケッツ本部の吉利重毅外国為替・コモディティー営業部長は、足元の相場は売られ過ぎたドルの買い戻しの流れが続いていると指摘した上で、ドル・円については「107円半ばがいったん節目として意識されたが、抜けたことで一段のドルショートカバーが進みやすい。ドルインデックスが88で支えられ、90の回復が試される中、ドル・円も週内に108円半ば程度まで戻る可能性がある」との見方を示した。また、「日本株の上昇もドル・円でのドルのショートカバーをしやすくさせている」と付け加えた。

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