Photographer: Victor J. Blue/Bloomberg

ブラックロック低手数料ヘッジファンド、資産集まってもリターン低下

  • スタイル・アドバンテージ・ファンドの昨年の純流入額は約2600億円
  • ファンドの昨年のリターンはプラス0.01%にとどまる

世界最大の資産運用会社である米ブラックロックでは、ヘッジファンドに大量の資産を引き付けるため、超低水準の手数料を設定し成功を収めている。あまり成功していないのは、手数料が最低水準のファンドの一つのリターンだ。

  「スタイル・アドバンテージ・ファンド」に昨年、純流入した資金は24億ドル(約2600億円)と、ブルームバーグ・ニュースが閲覧した同社のプレゼンテーションで提示された18ファンドのうち最も多かった。同ファンドの昨年のリターンはプラス0.01%、2016年はプラス4.1%だった。

  投資家が最も割安な投資商品を強く求める中、ブラックロックは、新規資金を引き付けることで、低水準の手数料によって失われた収入を埋め合わせることができると見込んでいる。これは、同社の上場投資信託(ETF)事業で始まった戦略の一つだ。

  スタイル・アドバンテージ・ファンドは、株式市場や債券、コモディティーのモメンタムを含む要因に対して、ロングやショートの投資を行う。成功報酬はゼロで、管理報酬は0.95%だ。

  ブラックロックの広報担当者、エド・スウィニー氏は文書で、「ブラックロックはあらゆる種類の指数やアルファを求める投資、代替投資の手段を提供している」と指摘。「戦略が異なれば期待される運用枠とリターンの水準も異なる。当社のファンドは、ヘッジファンド全般を含めた当社の投資プラットフォーム全体で、顧客の期待に沿うような価値を提供する料金設定になっている」と述べた。

原題:BlackRock’s Low-Fee Hedge Fund Lures Cash Though Returns Shrink(抜粋)

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