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Photographer: Akio Kon/Bloomberg
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犯罪件数が戦後最少を更新-景気回復が貢献か

  • 28年ぶりとなる8期連続のプラス成長、有効求人倍率は44年ぶり水準
  • 仕事あれば窃盗をする必要性低下-エコノミスト
A East Japan Railway Co. (JR East) train moves on an elevated track as pedestrians cross an intersection in the Shibuya district of Tokyo, Japan, on Friday, March 31, 2017. The yen weakened against the dollar last month by the most since 1995. A moderate recovery is underway, with the economy growing for the first nine months of the year.
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

昨年の犯罪件数は戦後最少を更新した。景気回復の中で窃盗犯が減少したのが主因で、自殺者数も減少傾向にある。一方、おれおれ詐欺など新しい形の犯罪は増えている。

  警察庁が8日発表した犯罪統計によると、2017年の刑法犯認知件数は前年比8.1%減の91万5042件となった。件数の7割を占める窃盗が同9.4%減だった。

犯罪と失業者が減少

出所:警察庁、総務省

  経済の安定が犯罪の減少に結びついたとの見方がある。昨年10-12月の実質国内総生産(GDP、速報値)は28年ぶりとなる8期連続のプラス成長を記録。完全失業率も2.8%と低く、有効求人倍率は1.59%と44年ぶり水準だ。
  
  三井住友アセットマネジメントの宅森昭吉チーフエコノミストは「景気回復が犯罪件数の減少に寄与している」と分析。「仕事があれば窃盗などをする必要性は低下する」と述べた。

  警察庁によると、犯罪が減少した要因は「抑止対策を推進してきたことのほか、防犯カメラなどの防犯機器や設備が普及してきた」と認識している。景気回復との関連性の有無については「一概にお答えすることは困難」としている。

自殺も減少傾向

出所:警察庁

  犯罪だけではなく、自殺者は1991年以降、最少水準まで低下した。東京で落としたお金が戻る割合や日本の治安が良く安全で安心して暮らせる国だと考える人も増加している。

安全と考える割合        お金が戻る確率

出所:内閣府、警視庁

備考:左のグラフは日本が安全・安心と考える人の割合。調査は2004年以降、4回実施。右のグラフは東京で落とした金額に対する届けられた金額の割合

  一方、息子などを装って高齢者から金をだまし取る「おれおれ詐欺」など新しい形の犯罪が増えた。警察庁のホームページによると、17年のおれおれ詐欺の認知件数は前年比47%増の8475件。被害額は200億円を超える。

犯罪者も合理的に?

おれおれ詐欺は増えたが、金庫盗は減少傾向

出所:警察庁

  東洋大学社会心理学科の桐生正幸教授は、特殊詐欺が増加し、金庫や銀行強盗が減ったことについて「犯罪者も合理的になっている。危険を冒して銀行強盗するよりも、おれおれ詐欺などで効率的にお金を得ようとしている」と述べた。

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