ANAHD:貨物専用機にB777導入、19年度までに2機-関係者

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  • B777貨物機導入は国内では初めて、カタログ価格2機で700億円
  • 大型機導入で22年度の国際貨物事業の輸送量を今年度比5割増に
A model of a Boeing Co. 777 aircraft. Photographer: Dhiraj Singh/Bloomberg

ANAホールディングス(HD)は2019年度末までに米ボーイングの777(B777)型貨物専用機を2機程度導入する方針を固めた。国際貨物路線に投入し大型貨物の輸送需要に対応する。実現すれば国内航空会社で大型のB777型機を貨物用として運用するのは初めてとなる。

  事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に語った。機種選定委員会で検討を進め数カ月以内に正式決定する見通し。機体を購入するかリースするかの調達方法については今後詰める。欧州の航空機メーカー、エアバスの貨物専用機なども検討したものの、すでにB777型貨物機が世界的に活用されており信頼性が高いと判断した。B777型貨物機の最新のカタログ価格は1機3億3920万ドル(約363億円)で2機で700億円を超える。

  世界的な好景気に伴い国際航空貨物の荷動きは好調に推移しており、需要は今後も拡大する見込み。ANAHDによると、日本から米国への完成高級車や航空機エンジン、ロボットなどの大型製品のほか、半導体関連の製造装置などを大型貨物機で輸送する需要がある。また、北米から日本やアジア各国向けには、化学品や生鮮品などを見込めるという。そういった状況を踏まえ、同社は中国から成田・羽田を経由して米国を結ぶ貨物路線への投入を予定している。

  17年4-12月期には国際貨物事業の売上高は前年同期比5.8%増加。大型貨物機を導入することで、同事業の輸送量を22年度には17年度比で約5割増やす方針を1日に発表している。同社は現在B767型貨物機を12機運航。B777の最大搭載能力はB767の2倍近い約100トンとなっている。

  ANAHD広報担当の上之郷未来氏は電話取材で「貨物機材の選定については最終調整中」とコメントした。

(会社側のコメントを差し替えて更新します.)
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