Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

恐怖心は消えたが貪欲さは見えず-米国株オプション市場

資産家ウォーレン・バフェット氏はかつて、投資家志望の人は「他人が欲張っているときは懸念すべきであり、他人が恐れているときだけ貪欲になるべきだ」と言った。オプション市場にもそう伝えよう。

  2月初旬に市場を揺さぶったボラティリティー急上昇による恐怖心は弱まったが、オプションの買い手は米株式相場が週間ベースで2013年以来最大の上昇を演じた後も静観の姿勢を取り、現状維持に賭けている。

  S&P500種株価指数に連動する投資成果を目指す上場投資信託(ETF)の「SPDR・S&P500・ETFトラスト」(ティッカー:SPY)が2018年の終値ベースの安値を下回れば3月半ばに利益が出るプット・オプションの価格は、直近のピークから8割強下落した。一方、同ETFが3月半ばまでに最高値を更新すれば利益が得られるコール・オプションの価格はプットの5分の1程度にすぎない。

  本質的にオプション市場の動きは、S&P500種が200日移動平均線からV字に近い回復を演じたのはその程度にすぎないことを暗示している。

原題:Fear’s Gone But Greed Hasn’t Materialized in U.S. Stock Options(抜粋)

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