Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

【NY外為】ドル3日続伸、1週ぶり高値-米国債の大量供給開始

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Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

20日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが1週間ぶり高値に上昇。米国債の大量供給が始まり利回りが高水準にとどまる中、ドルは今年に入って初めて3営業日の続伸となった。

  薄商いの中でドルは主要10通貨全てに対して値上がり。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%上昇し、14日以来の高水準。スウェーデン・クローナは下げを拡大。スウェーデン中央銀行のフローデン副総裁は、欧州中央銀行(ECB)よりも早く利上げする可能性が高いとしつつ、ペースはゆっくりとしたものになると述べた。クローナは、スウェーデンの1月のインフレ指標が市場予想を下回ったことを受けて早い段階から軟調な展開となっていた。

  合計2580億ドルの米国債入札が今週予定される中、利回りは高い水準で推移しており、それがドル相場を支えている可能性がある。

  ニューヨーク時間午後4時半現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.6%高。ドルは対ユーロで0.6%上げて1ユーロ=1.2336ドル。対円では0.7%上げて1ドル=107円28銭。一時107円38銭を付けた。

  ロンドンのトレーダーは円について、1ドル=105円50銭が財務省当局者らにとって懸念すべき水準とみられると指摘。麻生太郎財務相と浅川雅嗣財務官が先週、円相場について発言したことに言及した。トレーダーらは、日本の年度末である3月31日を控えて円の大幅な上昇は望ましくないだろうとの見方を示している。

欧州時間の取引

  ドルは欧州時間も堅調に推移した。ポンドは当初軟調な展開となったが、ビジネスインサイダーの報道などを手掛かりに一時上昇に転じた。ビジネスインサイダーは事情に詳しい関係者の情報として、欧州議会は英国との将来の関係を巡る交渉で、より柔軟な対応を要求する決議を3月半ばまでに採択する準備を進めていると報じた。

  ユーロは軟調。ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)の景況感指数が発表された後、一段安となった。

原題:Dollar Gains for Third Day as Treasury Supply Deluge Begins(抜粋)
Dollar Gains Amid Higher Yields, Fails to Escape Bearish Trends

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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