2月20日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが3日続伸、1週間ぶり高値-米国債の大量供給開始

  20日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが1週間ぶり高値に上昇。米国債の大量供給が始まり利回りが高水準にとどまる中、ドルは今年に入って初めて3営業日の続伸となった。

  薄商いの中でドルは主要10通貨全てに対して値上がり。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%上昇し、14日以来の高水準。スウェーデン・クローナは下げを拡大。スウェーデン中央銀行のフローデン副総裁は、欧州中央銀行(ECB)よりも早く利上げする可能性が高いとしつつ、ペースはゆっくりとしたものになると述べた。クローナは、スウェーデンの1月のインフレ指標が市場予想を下回ったことを受けて早い段階から軟調な展開となっていた。

  合計2580億ドルの米国債入札が今週予定される中、利回りは高い水準で推移しており、それがドル相場を支えている可能性がある。

  ニューヨーク時間午後4時半現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.6%高。ドルは対ユーロで0.6%上げて1ユーロ=1.2336ドル。対円では0.7%上げて1ドル=107円28銭。一時107円38銭を付けた。

  ロンドンのトレーダーは円について、1ドル=105円50銭が財務省当局者らにとって懸念すべき水準とみられると指摘。麻生太郎財務相と浅川雅嗣財務官が先週、円相場について発言したことに言及した。トレーダーらは、日本の年度末である3月31日を控えて円の大幅な上昇は望ましくないだろうとの見方を示している。

欧州時間の取引

  ドルは欧州時間も堅調に推移した。ポンドは当初軟調な展開となったが、ビジネスインサイダーの報道などを手掛かりに一時上昇に転じた。ビジネスインサイダーは事情に詳しい関係者の情報として、欧州議会は英国との将来の関係を巡る交渉で、より柔軟な対応を要求する決議を3月半ばまでに採択する準備を進めていると報じた。

  ユーロは軟調。ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)の景況感指数が発表された後、一段安となった。
原題:Dollar Gains for Third Day as Treasury Supply Deluge Begins(抜粋)
Dollar Gains Amid Higher Yields, Fails to Escape Bearish Trends

◎米国株・国債・商品:株が下落、ウォルマート大幅安-国債も下げ

  20日の米株式相場は反落。小売り大手ウォルマート・ストアーズが業績に対する失望で売られて主要株価指数を押し下げた。S&P500種株価指数は7営業日ぶりの下げとなった。米国債は大量入札を控え、軒並み値下がりした。

  • 米国株は反落、S&P500が7日ぶり下落-ウォルマートに失望売り
  • 米国債は下落、2年債入札の落札利回りは10年ぶり高水準
  • NY原油は続伸、2週間ぶり高値-世界的な需要増の兆し
  • NY金は反落、7月以来の大幅安-ドルと米国債利回りの上昇で

  S&P500種は50日移動平均線を下回った。ウォルマートは10.2%安で終え、1988年以降で最大の下げ。一方、半導体銘柄は好調で、ハイテク銘柄の比重が高い指数の下げを限定した。米国債市場では10年債利回りが2.9%前後で推移。財務省がこの日実施した2年債入札では落札利回りが2.255%と、2008年の入札以来の高水準となった。

  S&P500種株価指数は前営業日比0.6%安の2716.26。ダウ工業株30種平均は254.63ドル(1.0%)下げて24964.75ドル。ニューヨーク時間午後4時35分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.89%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続伸。2週間ぶり高値となった。世界的な需要拡大の兆しが背景。米国の原油輸出は過去5週間中4週間で増加。オクラホマ州クッシングから沿岸の輸送ターミナルへと原油が供給された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前営業日比22セント(0.4%)高の1バレル=61.90ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は42セント下げて65.25ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。昨年7月以来の大幅安となった。ドルの持ち直しや米国債利回りの上昇が手掛かり。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前営業日比1.8%安の1オンス=1331.20ドルで終了した。

  米財務省はこの日、総額1790億ドルに上る国債入札を実施、落札利回りは前回入札を上回った。投資家は10年債利回りが4年ぶり高水準で推移していることには慣れたもようだが、大量入札を受けて利回りはさらに上昇する可能性があり、結果的にバリュエーションが高くなった株式を保有することの正当性を弱めている。
原題:U.S. Stocks Fall With Treasuries, Dollar Climbs: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Lower, Front End Lags; Bill Deluge, 2Y Auction Weighs(抜粋)
Crude Rises to Two-Week High as World Tugs on U.S. Oil Supplies(抜粋)
PRECIOUS: Gold Plunges Most Since July on Dollar, Higher Yields(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債はほぼ横ばい、米国債の大量入札控え

  20日の欧州債相場は、ほぼ変わらず。世界的にはこの日実施される1510億ドル規模の米財務省証券と280億ドル規模の米2年国債入札が待たれている。スペイン政府が60億ユーロ発行する新発30年債は価格が決定し、同国超長期債は小幅にアンダーパフォームした。

  スペイン10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.53%。公に話す権限がないとして匿名で語った関係者によると、30年債入札の応札額は258億ユーロを超えた。

  米国債は大量の発行が相場を圧迫、10年債利回りは3%に向けて一段と上昇。

  今週はフランスとドイツの国債で300億ユーロを超える大規模な償還があり、この資金が欧州債相場を支える可能性がある。
原題:Bunds Steady Ahead of U.S. Supply; End of Day Curves,Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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