きょうの国内市況(2月20日):株式、債券、為替市場

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●日本株4日ぶり反落、急ピッチの連騰反動と円高止まり-輸出中心安い

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  東京株式相場は4営業日ぶりに反落。短期間に日経平均株価が1000円近く上げた反動に加え、為替の円高止まりも嫌気され、目先の損益を確定する売りに押された。機械や輸送用機器、電機など輸出株中心に銀行、保険など金融株、石油株や食料品株など幅広い業種が安い。

  TOPIXの終値は前日比12.70ポイント(0.7%)安の1762.45、日経平均株価は224円11銭(1%)安の2万1925円10銭。

  JPモルガン・アセット・マネジメントの重見吉徳グローバル・マーケット・ストラテジストは、「株価のボラタイルな動きはFRBがきちんと利上げすることで落ち着きを取り戻し、再度リスクオン相場が戻ってくる。米国では減税政策もあり、利上げが確実にできれば、マーケットは楽観的になる」と予測。一方で、為替市場ではリスク回避のドル安・円高が進みやすいとし、「日本株の上値は重くなる可能性がある」との見方も示した。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、機械、食料品、輸送用機器、鉱業、銀行、電機、保険、精密機器など28業種が下落。上昇はパルプ・紙、電気・ガス、陸運、倉庫・運輸、水産・農林の5業種。電機では、モルガン・スタンレーMUFG証券が弱気の投資姿勢を示したファナック、安川電機を中心にSMC、オムロンなどFA関連銘柄が安い。

  売買代金上位では、クレディ・スイス証券が弱気判断に下げた富士通のほか、JTやヤマハ発動機、住友金属鉱山が下落した。半面、海外売上高比率を6ー7割に高めると日本経済新聞が20日に報じたガンホー・オンライン・エンターテイメントが急伸。野村証券が目標株価を上げたペプチドリーム、ジェフリーズが目標株価を上げた東海カーボンも高い。

  東証1部の売買高は12億3682万株、売買代金は2兆2390億円。値上がり銘柄数は1027、値下がりは949だった。

●債券は小幅安、米金利先高警戒感が重し-20年債入札控えた売り圧力も

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  債券相場は小幅安。財務省が実施した流動性供給入札は波乱なく終えたものの、週後半に20年国債入札を控えていることに加えて、米国の長期金利に対する根強い先高警戒感が相場の重しとなった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比1銭高の150円76銭で取引を開始。その後は軟化し、一時は150円71銭まで下げた。結局は3銭安の150円72銭で引けた。

  しんきん証券営業企画部の高井行夫副部長は、「米国債の水準感が変わってきており、米10年債利回りに関しては3%が視野に入っている。円債は上値を取るような買いが入りづらい」と述べた。21日に公表予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録については、「米経済は賃金にしても物価にしても騰勢が強まっている感があり、議事録では利上げペースの加速が示されるかどうかが注目される」と指摘した。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.06%で寄り付き、その後も同水準で推移した。

  財務省が実施した流動性供給入札(対象は残存期間5年超15.5年以下)は、投資家需要の強弱を反映する応札倍率が3.8倍と、前回の同ゾーンの入札を上回った。一方、20年利付国債入札は22日に実施される。163回債のリオープン発行で、表面利率は0.6%に据え置かれる見込み。発行予定額は前回と同じ1兆円程度となる。

●ドル・円が上昇、米金利上昇を背景にドル買い優勢-一時107円台接近

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  東京外国為替市場のドル・円相場は上昇。先週末に1ドル=105円台へ急落して以降、ドルの戻りを探る展開が続いている。この日は米金利の上昇を背景に3営業日ぶりの107円台に接近する場面があった。

  午後3時39分現在のドル・円は前日比0.3%高の106円88銭。仲値のドル需要も指摘される中、106円台半ばからじりじりと値を切り上げ、午後には一時106円95銭と3営業日ぶり高値を付けた。

  クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長は、輸入決済が集中する五・十日であるのに加え、香港勢も祝日明けで戻ってくるため、ドル・円には「先週金曜の3者会合後の浅川財務官のけん制発言からフォローの流れがある」と説明。もっとも、年度末を控えて季節的な円買いも出てくる時期で、円高加速の起点となった昨年のドル・円安値107円32銭を上抜けないと「下値不安も消えないだろう」と話した。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドルスポット指数は0.2%高。ドルはオーストラリア・ドル以外の主要9通貨に対して上昇し、対ユーロでは1ユーロ=1.24ドル台前半から1.23ドル台後半へ値を切り上げた。

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