メルケル首相、最後の障壁は28歳のケビン氏-歴史的4期目阻まれるか

  • SPD青年組織率いるケビン・キューネルト氏が連立反対を強く主張
  • SPDはCDU・CSUとの連立の是非を巡る党員投票を20日に開始

ドイツのメルケル首相が政権4期目を担うために乗り越えるべき最後の壁は、ベルリンの壁崩壊の年に生まれた若き活動家ケビン氏だ。

  社会民主党(SPD)青年組織の代表であるケビン・キューネルト氏(28)は、党内に広がる不満をくみ上げる代表格となっている。同氏は「欧州の女王」とも呼ばれるメルケル氏と再び連立を組むより、野党になる方が良いと主張。メルケル首相およびSPD指導部と闘う姿勢を示し、トークショーや新聞・テレビのインタビュー、党の討論会など、あらゆる場所で露出を増やしている。

ケビン・キューネルト氏

Photographer: PATRIK STOLLARZ/Getty Images

  キューネルト氏は18日、フランクフルト近郊での集会後の公共放送ARDとのインタビューで、「SPDは誇り高く伝統ある政党で、メルケル氏が望むものに自らを合わせる必要はない」と発言。「ドイツは君主制の国ではない」と述べた。

  キューネルト氏の率直な発言と好感の持てる近所の青年といった容貌が、SPD党員投票を予断を許さないものにしている。同党の党員46万3000人は、メルケル氏率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立合意を受け入れるか否かについて20日から投票で意思表明する。投票は郵便で行われ、3月4日に結果が発表される予定だ。

  世論調査機関フォルザのマンフレート・ギュルナー代表は「党員投票の最大のリスクは、イデオロギー上の理由で大連立に反対する左寄りのメンバーの動向だ。結果を予想するのは難しい」と述べた。

原題:Merkel’s Final Barrier to Historic Fourth Term Has a Name: Kevin(抜粋)

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