Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

FOMC声明に「さらなる」追加の理由、議事録示すか注目-21日公表

  • 1月声明は「さらなる」漸進的な調整・引き上げを予想
  • 資産価格についてどのような議論があったかも関心事
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米金融当局は1月31日の連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明に「さらなる」という文言を2つ追加した。今月21日に公表されるFOMC議事録で、その理由が分かるかもしれない。

  イエレン連邦準備制度理事会(FRB)議長(当時)にとって最後の会合後の声明で、当局は政策金利の「さらなる漸進的な調整」「さらなる漸進的な引き上げ」を予想。昨年12月13日の声明にあった「漸進的な調整」「漸進的な引き上げ」に「さらなる」を付け加えた。

  この文言は利上げの方針を一段と強調する流れに沿ったものだが、議事録からは表現のこうした微調整によって当局者がどのようなメッセージを伝えたかったのか詳細が読み取れる可能性がある。

  1つ考えられるのは、当局者が先に予想した年内3回の利上げではなく、それを上回る回数の利上げをFOMCで議論したことを示唆するものではないかというものだ。もう1つの解釈としては、新たな財政刺激策を考慮して、景気の加速も減速も招かない中立金利の推計値を引き上げることを当局者が議論した可能性が挙げられる。

  コーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は「『さらなる』という文言の意味はとうてい分からない。先行き一連の利上げ継続を伝える意図があったのかもしれないが、知る由もない。議事録で明確にされるよう期待する」と語った。

Picking Up the Pace

Economists increasingly see more Fed interest-rate hikes in 2018 and 2019

Note: The earlier February survey included 78 responses, while the Feb. 12-14 flash survey had 29. Source: Bloomberg surveys

  「さらなる」の文言を加えた理由について、ニューヨーク連銀のダドリー総裁は8日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、自身の観点からは、「大型減税策や年末までの多少の勢い加速を背景に、経済の力強さに若干自信を強めた」ことを意味すると説明した。

  金融当局者が1月末時点で資産価格についてどのような議論をしていたかを巡っても、投資家は議事録に手掛かりを探ろうとするだろう。グラント・ソーントンのチーフエコノミスト、ダイアン・スウォンク氏は「彼らがそもそも資産価格を話し合ったのか、価格を高いとみていたのか興味深い」と話した。

  スウォンク氏はその上で、当局者が資産価格を潜在的な「沸き立つポット」と捉えていたなら、株式相場の調整や、金利上昇に反応して金融情勢がようやく引き締まりつつあることに心配を抱くよりも安心したのではないかとの見方を示した。

原題:Upon ‘Further’ Review: Fed May Finally Say What That Word Meant(抜粋)

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