Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

円、対ドルで100円に向かう上昇の土台築く

  • 投機的なポジションのデータなどは一層の円高の可能性示す
  • ショートカバーが進めば年前半に高いボラティリティーで上昇も

円相場の上昇は持続する可能性がある。円は対ドルで100円に向かう土台を築きつつあることがテクニカル分析のチャートや投資家のポジションで示されている。

  先週の円上昇により、2016年の米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利した後の100円から118円への下落を完全に反転させるリスクが増幅された。投機的なポジションのデータには、円下落を見込む強力なエクスポージャーをトレーダーが抱えていることが示されており、ショートカバーの動きが進めば今年前半に高いボラティリティーで上昇する可能性が高まっている。

  • 今週のドル・円の反発は短命に終わる可能性。主要な防衛線が突破されれば、101円20銭から100円付近への扉が開く
  • ドル・円は先週2.4%安と、週間ベースで16年7月以来最大の値下がりを演じた。週足チャートは107円49銭から106円52銭にある重要なサポートゾーンを終値で下回ったことを確認
    • 107円49銭 - 2016年7月高値(過去のブレークアウトゾーン)
    • 107円32銭 - 2017年の安値
    • 106円52銭 - 16年6-12月のブルスウィングのフィボナッチ比率61.8%に相当
  • ドル・円が反発しても、107円32銭から先週のローソク足の実体部分の中値である107円49銭の間で逆風に見舞われる可能性
  • 備考: セジュル・ゴカル氏はFICCのテクニカルストラテジストで、 ブルームバーグのために執筆しています。同氏の見解は彼自身のもので、投資助言としては意図していません

原題:Yen Lays Foundation for Rally Toward 100 Per Dollar, Charts Show(抜粋)

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