豪中銀:インフレ加速は漸進的なものにとどまる見通し-議事録

  • 家計のバランスシートは依然注意深い監視が必要
  • 12月より前の利上げの確率、ほとんどないとトレーダー織り込む

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は20日、今月6日に開いた政策決定会合の議事録で、経済が力強さを増し、賃金圧力が強まる中、インフレ加速は「漸進的なものにとどまる」との見通しをあらためて示した。

  議事録は、企業の業況は比較的高水準を維持しており、非鉱業投資の見通しは「一時期と比べよりポジティブ」だと分析。低金利が失業率を押し下げ、インフレ率を目標に近づける上で寄与していると指摘した。

  一方で、民間債務水準は高止まりしており、家計のバランスシートは依然として注意深い監視が必要だと説明。家計所得の伸びが予想を下回れば消費の伸びが見通しより弱めとなるリスクが引き続きあるとの認識を示した。

  豪中銀は16会合連続で政策金利を据え置き、企業投資と雇用の押し上げにある程度成功したものの、これまでのところ賃金上昇やインフレ加速につながるまでには至っていない。東海岸の不動産ブームを受けて家計債務が過去最高水準に達する中、当局者は今後も慎重姿勢を維持する公算が大きく、トレーダーは12月より前の利上げの確率はほとんどないとみている。

原題:RBA Sees Inflation Rising Only Gradually as Economy Strengthens(抜粋)

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