Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

ミレニアルは憂き目、X世代で終わった所得ブーム

  • 英国では持ち家比率の低下も目立った-リゾリューション財団
  • こうしたサイクルの「英国の経験をなぞったのはスペイン」
Photographer: Simon Dawson/Bloomberg

1966-80年生まれの人々が恩恵にあずかった所得ブームは、次の世代にとって「不況」に転じた。英シンクタンク、リゾリューション財団が19日公表したリポートで指摘した。

  同財団は高所得の8カ国を分析し、年齢30代前半時点での世代間比較を行った。その結果、ミレニアル世代は「ジェネレーションX」と呼ばれるその前の世代と比べると、家計所得が平均4%低いことが分かった。

  世代間格差が顕著だったのは英国とスペイン。英国ではX世代の家計所得は46-65年生まれのベビーブーマー世代より54%高かった。一方、1980-2000年に生まれたミレニアル世代は同年齢での比較でX世代より6%高いだけだ。

  英国はまた持ち家比率の低下も目立っている。20代後半のミレニアル世代で33%。ベビーブーマーが同じ年齢だった時は60%だった。オーストラリアと米国の持ち家比率低下はより小幅だった。

  リゾリューション財団の政策アナリスト、ダニエル・トムリンソン氏は「金融危機が先進国の大多数の人々に打撃を与え、世界各国でミレニアル世代の所得増加が抑えられたのは周知の事実だ」と説明。その上で、「前の世代との比較で古い世代の大きな伸びが若い世代の停滞につながる『好不況』サイクルという英国の経験をなぞったのはスペインだけだ」とコメントした。

  英国のミレニアル世代はインフレ調整後の報酬が前の世代と比べ13%減ったと同財団は推計。英国より大きな落ち込みとなったのはギリシャだけだ。

原題:Boom Turns to Bust for Millennials Across Advanced Economies(抜粋)

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