Photographer: Michele Tantussi

株式市場の売り、標的を間違えている-4.5兆円運用者は公益株を購入

  • 昨年12月以降の金利上昇局面で、公益株が最も打撃を受ける
  • 金利は低すぎたから上昇しただけ、成長株が最も下げるはず-ネス氏

株式市場は間違った銘柄を売り続けている-。ノルデア銀行で約420億ドル(約4兆5000億円)相当の株式運用を担当するロバート・ネス氏が指摘した。

  金利上昇が始まった昨年12月以降、投資家はディフェンシブ株から景気敏感株へ資金をシフト。中でも、公益株が最も打撃を受けた。MSCIワールド指数が昨年11月末から3%上昇しているのに対し、MSCIワールド公益事業指数は10%下げている。

  ネス氏はオスロでインタビューに応じ、「一段の成長で金利が上昇したのなら、マーケットの反応は正しい」と述べる一方、「余りにも低過ぎたというだけで金利が上昇したのならセクターローテーションは正反対であるべきで、成長株が最も下がり、公益株の下げは最も小さかったはずだ」と語った。
             

            
  ネス氏はサザンやPG&E、PPLなどの公益銘柄を購入する一方、イーベイやアンセム、ユナイテッド・テクノロジーズなどの株式を売却した。

  2月の株式市場の混乱については、相場のクラッシュの始まりではないと指摘。2018年の米国株は18%の上昇を見込んでいるネス氏は、「業績見通しは維持されているので、今回の下げは短期的な調整と受け止めている」と述べ、「適切な調整なら収益は下がるものだが、今回はそれがない。珍しいことだ」と語った。
       

原題:A $42 Billion Fund Manager Says the Selloff Hit the Wrong Stocks(抜粋)

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