きょうの国内市況(2月19日):株式、債券、為替市場

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●日本株3連騰、米経済堅調と円高警戒和らぐ-リフレ、商社幅広く買い

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  東京株式相場は3連騰。米国経済統計の堅調が好感され、為替市場での急速な円高警戒感も和らいだ。日本銀行の新たな正・副総裁人事が国会で同意されれば、リフレ政策が進むとの見方もあり、不動産や銀行株などリフレ関連、電機や機械など輸出関連、商社株と幅広い業種が高い。

  TOPIXの終値は前週末比37.78ポイント(2.2%)高の1775.15、日経平均株価は428円96銭(2%)高の2万2149円21銭。日経平均は5日以来、2週間ぶりに2万2000円台を回復した。

  SMBC信託銀行の山口真弘シニアマーケットアナリストは、「ドル・円が1ドル=105円を切ってくるとの先週までの不安が遠のき、好調な企業業績にグローバル景気の回復を背景にしたファンダメンタルズ評価も加わり、幅広い買いにつながった」とみている。また、今後は米景気の堅調に加え、「日銀人事でリフレ色が強くなり、追加緩和とまではいかないが、少なくとも金融緩和策の出口への方向性は弱まり、円高にはなりにくい」との認識も示した。

  東証1部33業種はゴム製品を除く32業種が上昇、上昇率上位は卸売、その他金融、不動産、サービス、倉庫・運輸、機械、電気・ガス、非鉄金属などだった。

  売買代金上位では、みずほ証券が目標株価を上げた任天堂のほか、三菱UFJフィナンシャル・グループや三菱商事、オリックス、有機ELパネルの製造装置開発が日本経済新聞で報じられたブイ・テクノロジーが高い。半面、前期営業減益と今期利益計画も市場予想を下回ったブリヂストンは安い。

  東証1部の売買高は12億9080万株、売買代金は2兆3256億円、代金は前週末から14%減り、ことし最低となった。値上がり銘柄数は2002、値下がりは56。

●20年債が小安い、割高感やオペ結果弱めとの見方-緩和継続観測は支え

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  債券市場では20年ゾーンが小幅安。20年債入札を週後半に控えて割高感が強まっていることに加え、日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果が超長期債の需給の緩みを示したことで、午後に売りがやや優勢になった。

  現物債市場で、新発20年国債163回債利回りは日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値と横ばいの0.56%で始まり、0.5ベーシスポイント(bp)高い0.565%に上昇した。長期金利の指標となる新発10年国債349回債利回りは午後に入り、0.5bp高い0.06%で取引を始め、その後0.055%に戻した。新発5年物134回債利回りはマイナス0.105%と昨年12月26日以来の低水準で取引を始め、0.5bp高いマイナス0.10%に戻した。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、この日は市場参加者が少なく値動きに乏しいとしながらも、「20年債は10年債とのスプレッドが0.50%とかなりタイトで割高。カーブ上の魅力はない。先週末の超長期ゾーンを対象とした流動性供給入札も期待されたほどの強い需要はなく、きょうの弱めのオペ結果につながった可能性がある」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前週末比5銭高の150円80銭で取引を始め、150円81銭まで上昇した後は伸び悩み。午後は150円71銭まで売られ、結局は横ばいの150円75銭で引けた。日中売買高1兆3991億円と、中心限月としては昨年12月25日以来の低水準になった。

  日銀はこの日、残存期間10年超25年以下と25年超、変動利付債を対象とする国債買い入れオペを実施した。買い入れ額は10-25年が1900億円、25年超が800億円、変動利付債は1000億円と、いずれも前回から据え置き。オペ結果は、応札倍率が10-25年で3.47倍と昨年10月以来の高水準になったほか、25年超も3.45倍に上昇した。

●円全面安、日本株高でリスク選好の円売り-対ドルで一時106円台後半

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  東京外国為替市場で円は主要通貨に対して全面安。日本株の大幅続伸を背景に、リスク選好の流れを受けてクロス円(ドル以外の通貨の対円相場)を中心に円売りが優勢となった。ドル・円相場は一時1ドル=106円台後半まで上昇した。

  午後3時40分現在のドル・円は前週末比0.3%高の106円54銭。午前に106円10銭まで下落した後、午後に入って日本株が上昇幅を拡大したことに伴い徐々に水準を切り上げ、一時106円61銭と15日以来のドル高・円安水準を付けた。

  外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、「豪ドルなど資源国通貨や新興国通貨に関しては、株高でリスクオンの流れが続いているので円が売られやすい」と指摘。一方、ドル・円については、「節目の105円が近づいたのと米国の3連休前だったこともあり、先週末はショートカバー(売り建ての買い戻し)が入ったが、それで戦略を一気に変えてくるという可能性はまだ低そう。どちらかというと円を売っているが、対ドルでは売りにくい」と語った。

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