Photographer: Dario Pignatelli/

利上げ加速懸念で急落の米国債、債券ファンドの逃避先はアジア新興国

  • インドネシア、中国、インドの債券に投資妙味-アバディーンなど
  • アジアの利上げペースは相対的に緩やか-ステートストリート

米国債相場の急落でアジア新興諸国の債券の魅力が一段と高まっているようだ。

  アバディーン・スタンダード・インベストメンツのアジア債券部門責任者、アダム・マケイブ氏は、アジアの債券利回りの上昇や好調な経済、緩やかな金融引き締めペースは、同域内のソブリン債が米国債をアウトパフォームすることを示唆していると述べた。同社のほか、ステートストリート・グローバル・アドバイザーズとアムンディ・アセット・マネジメントも、インドネシアや中国、インドの債券に投資妙味があるとみている。

  シンガポールでインタビューに応じたマケイブ氏は「経済の観点からアジアのファンダメンタルズは依然として非常に強く、政策面での調整はアジアよりも米国の方が大きい」と述べた上で、 アジアの方が「債券利回りの変動余地は小さいはずだ」と語った。

  米当局が金融刺激策の縮小に動く中、マーケットは米利上げのペース加速を思案し始めている。アジアの中央銀行も金融引き締めに動いているものの、ステートストリートによればマーケットは相対的に緩やかなペースを見込んでいる。
         

            
  インドネシアの10年物国債利回りは今月これまでに10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し6.42%、インドの同利回りは15bp上昇の7.58%となった。一方、中国では3bp低下の3.89%。米10年債利回りは17bp上昇し、先週2.94%に達した。
             
            
原題:As Treasuries Slip on Rate Fears, Bond Funds Seek Refuge in Asia(抜粋)

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