Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

ポンドの方向性を左右-今週発表の英経済指標、中銀タカ派姿勢で注目

  • 21日の雇用統計で賃金インフレの兆し有無確認-22日はGDP発表
  • 5月までに利上げ実施の確率は78%-短期金融市場は織り込む

英ポンドの短期的な方向性は今週発表される経済指標に左右される公算だ。雇用や成長を示す指標は、イングランド銀行(英中央銀行)が3カ月以内に利上げするかを決定付けかねない。

  最も注目されるのは21日発表の英雇用統計で、賃金インフレが示されればポンドを押し上げる可能性がある。翌22日には昨年10-12月(第4四半期)の国内総生産(GDP)が発表される。ブルームバーグのエコノミスト予想では、前期比0.5%増だったもよう。英中銀が5月までに利上げに踏み切る確率を短期金融市場は78%と織り込んでいる。

Rising Up

Traders are increasing the probability that the BOE raises interest rates in May

  ポンドは先週、今月に入って初めて週間ベースでドルに対して上昇。英中銀が8日、金融政策委員会(MPC)で経済成長見通しを引き上げたことなどを明らかにして今年1-6月(上期)の利上げ観測が強まり、1ポンドは1.40ドルを再び上回った。1月の消費者物価指数(CPI)も前年同月比3%上昇と前月と同じ伸びを維持し、英中銀のインフレ率目標を大きく上回っている。

  DZ銀行の通貨ストラテジスト、ソニヤ・マルテン氏(フランクフルト在勤)は「英中銀はあまりにあからさまなタカ派姿勢で皆を驚かせた。今や全てのデータが5月利上げの可能性を『左右する材料』として分析されることになる」と述べた。同氏はポンドが6カ月以内に1.45ドルに上昇するとみている。

原題:Pound Faces ‘Make or Break’ Week in Timing of BOE Rate Increase(抜粋)

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