【個別銘柄】不動産株軒並み高、任天堂やVテク上昇、ブリヂスト安い

更新日時
  • 任天堂はみずほ証が目標株価を6万5000円に上げる
  • Vテクノ株は有機ELパネルの製造装置開発との報道

19日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  不動産株:三菱地所(8802)が前週末比3.1%高の1914.5円、三井不動産(8801)が3%高の2651.5円など軒並み高。関西電力(9503)など関西大手企業が共同で、東京都内の大型オフィスビル「芝パークビル」を取得することが分かり、取得額は1500億円超と日本経済新聞が17日報じた。野村証券は、事実なら1700億円程度で売買された2014年の「パシフィックセンチュリープレイス」、1590億円の「みずほ銀行旧本店」などに次ぐ大型取引で、投資目的や求めるリターンが異なる投資家が参加する流動性の高い市場と確認できた点はポジティブとした。

  任天堂(7974):2.1%高の4万6790円。みずほ証券は目標株価を6万円から6万5000円に上げた。期待以上の17年10ー12月期(第3四半期)業績を評価したほか、経営方針説明会などの印象から、新型ゲーム機「スイッチ」の普及戦略に沿ったラインアップが期待通り、あるいはそれ以上に19年3月期以降に準備されているとみる。

  ブイ・テクノロジー(7717):5.6%高の2万3500円。有機ELパネルの主要工程の製造装置を開発する、と日本経済新聞が17日に報道。20年めどに低コストの蒸着装置を出荷するという。SBI証券の鈴木英之投資調査部長は「有機ELは液晶と比べ将来の市場規模拡大が期待できる。今後のシェアアップが見込まれ、業績寄与を期待した買いが膨らんだ」とみている。

  ユニ・チャーム(8113):4.8%高の3090円。SMBC日興証券は、16日夕の決算説明会で中期経営計画の目標達成に向けて海外の業績拡大や日本での大人用紙おむつ拡販への自信が確認できたとし、投資判断「1(アウトパフォーム)」と目標株価4000円を継続した。18年12月期のコア営業利益は1000億円と会社計画の940億円を上回ると予想。

  ブリヂストン(5108):2.3%安の4860円。17年12月期の営業利益は、原材料価格の上昇が響き前の期比6.8%減の4190億円と従来想定の4300億円を下回った。今期計画は前期比11%増の4630億円、アナリスト予想は4843億円。ゴールドマン・サックス証券は、今期は1%強の値上げ、金額で400億円程度を織り込んでいると推計するが、米国隔週価格調査では小売価格に低下圧力がかかっており、同社のブランド戦略でも値上げ浸透は難しいとみる。

  ファナック(6954):3.7%高の2万8160円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を2万5000円から2万9000円に上げた。工作機械向け数値制御(NC)装置やスマートフォン向けロボドリルの需要が想定以上に好調とし、18年3月期の営業利益予想を2139億円から2325億円に増額(会社計画は2249億円)、来期も2165億円から2569億円に上積みした。一方、株価には既に高い期待が織り込まれているとし、投資判断は「中立」を継続。

  横浜ゴム(5101):3.8%高の2642円。19日午後発表した17年12月期の営業利益は前の期比23%増の519億円と、ブルームバーグによるアナリスト予想平均516億円をやや上回った。新車用タイヤの販売がアジアを中心とした海外で好調だった。今期は600億円と計画した。また、20年度に営業利益700億円目指す新中期経営計画を公表した。

  コシダカホールディングス(2157):13%高の6570円。子会社のカーブスホールディングス(東京・港区)がグローバル・フランチャイザーのカーブスインターナショナルホールディングス(米テキサス州)の全株式を取得する。買収総額は186億円。これまで米カーブスに対し、売上高に連動するロイヤルティーを支払ってきたが、今回の買収で外部流出していたロイヤルティー支払いがグループ内部にとどまることになる。

  トリドールホールディングス(3397):9%高の3515円。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は目標株価を4000円から4100円に上げた。国内の「丸亀製麺」の既存店売り上げの好調、海外事業の拡大を見込む成長ストーリーに変わりはないとし、19年3月期の営業利益予想を120億円から130億円、再来期を136億円から148億円に増額した。

  エイチーム(3662):7%高の2581円。17年8月ー18年1月期の営業利益速報値は20億円と発表、従来予想13億5000万円を上回った。ゲームアプリは予想を下回るが、ライフスタイルサポート事業で利用者が増加、広告の効率運用も貢献した。

  メディカルシステムネットワーク(4350):4.8%高の591円。子会社のフェルゼンファーマ(札幌市)が後発医薬品の製造販売承認を取得した。承認申請していた後発医薬品6成分、13品目全てで承認を取得、薬効はアレルギー性疾患治療剤や経口血糖降下剤、気管支ぜんそく・アレルギー性鼻炎治療剤など。製造委託は業務提携先のダイト(4577)へ行う予定。

  第一交通産業(9035):13%高の1045円。米ウーバーテクノロジーズとタクシーの配車サービスで提携に向け協議していると19日の日経電子版が報じた。同社では協議、検討を行っていることは事実とした。

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