米議会、年内の移民政策合意は極めて困難に-上院が提案否決で

  • 米政権が支持する案と超党派譲歩案の双方が15日に否決された
  • 幅広い歳出法案に移民案を付加する可能性がある-コーニン上院議員

A U.S. Border Patrol agent stands for a photograph while keeping watch along the U.S. and Mexico border in Santa Teresa, New Mexico, U.S.

Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

米上院が15日、幼少期に親に連れられ米国に入国した不法移民の若者「ドリーマー」180万人への対処を巡り、ホワイトハウスが支持する案と超党派譲歩案の双方を否決したことから、今年、米議会が幅広い移民法案で合意する可能性は極めて小さくなった。

  この行き詰まりを受け、共和、民主両党議員とも解決策を模索しており、ドリーマーは司法が介入しない限り、強制送還される可能性に直面している。トランプ政権は上院の共和、民主両党グループが策定した譲歩案の廃案に全力を尽くすなど、大統領は合法移民の削減を求める立場を変える気配を見せていない。

  譲歩案を共同提出したラウンズ上院議員(共和)は、「問題はなくならない。依然、ドリーマーの在留を認める措置(DACA)の対象となっている子供がいて、対応する必要がある。また、大統領が優先課題としている国境警備制度の問題もある」と語った。

  共和党のコーニン上院議員は、3月23日までに通過させる必要がある幅広い歳出法案に付加する形で、ドリーマー強制送還の一時猶予と国境警備予算増額を成立させる試みが行われる可能性があると指摘した。ただこの場合、解決困難な移民問題と政府運営資金が絡み、再び瀬戸際政策や短期的な政府機関閉鎖につながる可能性がある。コーニン議員はこの選択肢は「あまりよくないが、われわれの現状だ」と語った。

原題:Senate Rejection May Mark End of Chances for Immigration Deal(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE