不倫スキャンダル、豪連立政権を揺るがす公算-与党の支持率低下

  • ジョイス副首相が元スタッフとの不倫を認めて離婚
  • 国民党党首の座をジョイス氏が辞任すべきだとの回答は3分の2

オーストラリアのターンブル政権の支持率が低下している。ジョイス副首相が元スタッフとの不倫を認めた後に実施された最新の世論調査で明らかになったもので、連立政権の先行きが危ぶまれている。

  オーストラリアン紙が19日掲載したニュースポールの世論調査結果によると、自由党と国民党の連立政権に対する支持率は47%、野党・労働党は53%。両者の差は2週間前は4ポイントだった。同調査では、ジョイス氏が国民党党首の座を辞任すべきだとの回答が3分の2に上ったことも分かった。ターンブル首相自身の支持率も低下した。

  ターンブル首相は先週、不倫を認めて24年間の結婚生活に終止符を打ったジョイス副首相について、「衝撃的なほどの判断ミス」を犯したと公の場で厳しく批判。ジョイス氏が首相の批判は「的外れ」で「不必要」だったと反論するなど、両氏の関係はぎくしゃくした。両氏はこの週末、歩み寄りを図って会談した。

  ターンブル首相は19日のラジオインタビューで、政策課題に対する国民の関心がジョイス氏の不倫問題でそらされているとの認識を示し、同氏が国民党の党首を続けるべきかどうかを決めるのは国民党だと述べた。週末の会談は建設的だったとし、今後の協力関係改善を共に進めることでジョイス氏と一致したとも話した。

  ジョイス氏(50)は現在のパートナーであるビッキ・キャンピオンさんが妊娠していることを認め、4人の子どもを持つ家庭的な人物という信頼性を損なった。豪州各紙は2週間ほどにわたって、この問題を大きく取り上げてきた。

  今回の世論調査では、首相として望ましい人物としてターンブル氏が労働党のショーテン党首につけていた差がこれまでの14ポイントから7ポイントに縮小した。

原題:Sex-Scandal Rift Takes Toll on Australia Government in Poll Fall(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE