Photographer: Akio Kon/Bloomberg

バンガード:日本株に「ポジティブ」-インフレが相場押し上げへ

  • インフレ加速懸念で株価が調整局面入りした米国とは異なる
  • 2%のインフレ目標が早期に達成されなくても問題なし-王黔氏
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

米資産運用会社バンガード・グループは、インフレ懸念が株価を調整局面入りさせた米国とは異なり、日本の物価上昇は日本株を押し上げるとの見方を示した。

  4兆9000億ドル(約520兆円)を運用するバンガードによると、最近の物価上昇とその傾向が続く見通しは、消費者や企業に支出を先送りせず今行うことを促す。これで日本は15年間悩まされてきたデフレから解放されるという教科書的な定義は、日本銀行の黒田東彦総裁も支持している。ただ、バンガードの見方には微妙な違いがあり、日銀が早期に2%の物価上昇率目標を達成できなくても大した問題ではないとみる。

  日本の昨年12月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI)は前年同月比で0.9%上昇と、2017年1月の0.1%上昇から加速。物価上昇見通しと割安なバリュエーション(株価評価)は、バンガードが日本株と欧州株に「最もポジティブ」な理由で、同社は両地域や他のほとんどの地域が米国よりも長期的に好調に推移すると予想している。

  バンガードのアジア太平洋担当チーフエコノミスト、王黔氏は都内でインタビューに応じ「物価が将来的に上昇すると人々が予想する限り、それが1%であれ2%であれ、今より物の値段は高くなる。となれば、人々は支出し、投資する」と述べた。

原題:Vanguard Sees Signs of Japan Inflation as Good News for Stocks(抜粋)

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