2月16日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル反発、米連休控え他通貨に利益確定売り

  16日のニューヨーク外国為替市場ではドルが反発。ドル指数は6営業日ぶりに上昇した。朝方発表された米経済指標が好調となったほか、リスク選好の動きが後退したのが背景。ドル指数は週間ベースで約3年ぶりの大幅下落。

  ドルは主要10通貨の全てに対し上昇した。週明け19日に北米市場が休場となることが意識され、他通貨に利益確定の売りが出た。

  ニューヨーク時間午後4時25分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.5%上昇。ユーロは対ドルで0.8%下げて1ユーロ=1.2410ドル。ドルは対円で0.1%高の1ドル=106円23銭。

  この日発表された1月の米輸入物価指数と住宅着工許可件数がそれぞれ市場予想を上回ったことを受けて、ドル指数は上げ幅を拡大した。これに加え、2月の米ミシガン大学消費者マインド指数が予想外に上昇したことは、金融当局や市場にインフレ圧力が高まっている印象を与える可能性がある。

  ドルは円に対し小幅高。午後には106円40銭まで買われた。ただ今週は2.3%下げ2週続落。

  ユーロは午前に好調な米経済指標を受けて下げ、午後に下げ幅を拡大して1ユーロ=1.2394ドルで日中安値を付けた。欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事はこの日、政策委員会がガイダンスの文言変更について近いうちに議論を開始することを示唆した。

欧州時間の取引

  リアルマネー系とインターバンク勢が引き続きドルの先行きを悲観視する中、ドル指数が続落。欧州のトレーダーによれば、アジア市場の一部が休場となっていることから資金フローは平均以下にとどまった。週明けの米祝日を控え、利益確定売りを出す向きもあった。 
原題:USD Advances as Profit Taking Broadens Ahead of Holiday Weekend(抜粋)
Dollar Pessimism Remains Dominant Amid Holiday-Thinned Trading(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株はぎりぎりプラス、週間では5年ぶり上げ幅

  16日の米株式相場は小じっかり。週間では過去5年で最大の上げとなった。このほか米国債も上げ、ドルは6営業日ぶりに上昇した。

  • 米国株は小じっかり、S&P500種は週間では5年で最大の上げ
  • 米国債は上昇-10年債利回りは2.8%台に低下
  • NY原油は続伸、週間でも上昇-株の持ち直しやドル下落で
  • NY金は小反発、週間では2016年以来の大幅高-インフレ加速で

  S&P500種株価指数は小幅高。一時大きく上げたが、終盤に勢いを失った。2016年米大統領選へのロシア干渉を巡る捜査でロシアの個人と企業が訴追されたことから、市場では影響を見極めようと慎重姿勢が広がった。同指数は週間で4.3%高。米国株式市場は19日、プレジデンツデーの祝日で休場となる。米国債市場ではこの日、10年債利回りが2.8%台に低下し、外国為替市場ではドルが3年ぶり安値から上昇した。

  ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数は前日比0.1%未満上昇の2732.22。ダウ工業株30種平均は19.01ドル(0.1%)上げて25219.38ドル。米国債市場では10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.87%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続伸。週間では先月以降で初の上昇。株式相場の持ち直しで経済成長を巡る懸念が和らいだほか、ドルの下落でドル建て商品の妙味が高まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比34セント(0.6%)高の1バレル=61.68ドルで終了。週間では4.2%上昇。ロンドンICEの北海ブレント4月限は前日比51セント上げて64.84ドル。

  ニューヨーク金先物相場は小幅反発。週間ベースでは2016年4月以来の大幅高となった。米国のインフレが加速しつつあることが背景。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.1%高の1オンス=1356.20ドルで終了した。週間では3.1%上昇。
原題:U.S. Stocks Rebound to Best Weekly Gain Since 2013: Markets Wrap(抜粋)
Oil Posts a Weekly Rise as Stocks Recover, Dollar Flounders(抜粋)
PRECIOUS: Gold Post Best Week Since 2016 as Inflation Quickens(抜粋)

◎欧州債:堅調、米国債につれ高-来週は償還多く堅調か

  16日の欧州債市場は全般的に堅調。米国市場の朝方から米国債が上昇したことが背景にある。来週は新規供給が少なく、フランスとドイツの大規模償還による資金流入が見込まれることから、中核債の利回り上昇が抑制される可能性がある。

  アナリストが国債に対し強気に転じた兆しが幾つか現れている。バークレイズは利回り2.7%を目標に米10年債のロングを推奨。

  来週はドイツとフランスが300億ユーロ強の償還を予定。一方、新規供給は約60億ユーロで、債券の支援要因となることが見込まれる。コメルツ銀行はベルギーがグリーンボンド、スペインが新規の30年債をそれぞれ発行する可能性があるとみている。

  英国債はアウトパフォーム。10年債利回りは15日に付けた2年ぶり高水準から低下した。予想よりも弱かった小売売上高に反応。
原題:European Bonds Rise Along With USTs; End of Day Curves,Spreads(抜粋)

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