きょうの国内市況(2月16日):株式、債券、為替市場

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●日本株続伸、米国の経済・市場に安心-内需セクター中心全33業種高い

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  東京株式相場は続伸。米国の足元の経済情勢や株式市場の落ち着きに安心感が広がり、リスク資産を見直す買いが継続した。海外事業主導の連続増益計画が好感されたアサヒグループホールディングスなど食料品株のほか、電気・ガスやサービスなど内需セクター中心に東証1部33業種は全て高い。

  TOPIXの終値は前日比18.10ポイント(1.1%)高の1737.37、日経平均株価は255円27銭(1.2%)高の2万1720円25銭。

  大和住銀投信投資顧問・経済調査部の門司総一郎部長は、「米国は持続的な景気拡大局面にあるとみており、減税やインフラ投資の効果を踏まえると、成長率は3%を超える可能性が高い。ファンダメンタルズ調整ではなく、需給調整による株安は終わった」とみる。きょうの日本株市場では電力などディフェンシブ業種が上げ、「株高に懐疑的な向きが多いことがうかがえるが、米国の株高継続で来週は製造業や金融など景気敏感セクターに買いが入る」とも予想した。

  東証1部33業種は電気・ガス、パルプ・紙、石油・石炭製品、ゴム製品、食料品、化学、建設などが上昇率上位。売買代金上位では、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が強気判断に上げた京セラ、決算説明会の内容が評価されたTHK、今期も増収増益計画のトレンドマイクロとアサヒグループホールディングスが高い。半面、社長が交代する日本電産のほか、キーエンス、SUMCO、三井金属は安い。

  東証1部の売買高は14億2888万株、売買代金は2兆7149億円、代金は前日から8.5%減り、2日連続で3兆円を下回った。値上がり銘柄数は1708、値下がりは298。

●長期金利が約1カ月ぶり低水準、日銀正副総裁人事案や円高進行が支え

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  債券相場は上昇。長期金利は約1カ月ぶりの低水準を付けた。日本銀行の次期正・副総裁人事案が提示されたことや外国為替市場での円高進行を受けて買いが優勢となり、流動性供給入札の順調な結果も相場の支えとなった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比6銭高の150円74銭で取引を開始し、午前に一時150円80銭まで上げ幅を拡大。午後はいったん150円73銭まで伸び悩んだ後、150円82銭とこの日の高値を付け、結局は7銭高の150円75銭で引けた。

  岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、円高が1ドル=105円台まで進み、国債買いオペを減らしづらい上、日銀人事を受けて金融政策に変化がないとの安心感もあり、円債はしっかりだと指摘。金融市場の不安定化や円高圧力が物価上昇に及ぼす影響が注目点だと述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.06%で寄り付き、その後0.5ベーシスポイント(bp)低い0.055%と1月5日以来の水準に下げた。新発2年物の385回債利回りはマイナス0.16%と取引ベースで約2カ月ぶりの低水準、新発5年物の134回債利回りはマイナス0.10%と1月5日以来の低水準で推移した。

  超長期ゾーンでは、新発20年物の163回債利回りが横ばいの0.56%で始まり、午後に一時0.555%に下げた。新発30年物の57回債利回りは0.5bp低い0.78%と昨年6月以来の水準まで低下する場面があった。新発40年物の10回債利回りは一時1bp低い0.915%と、14日に付けた昨年1月以来の低水準に並んだ。

  財務省はこの日、投資家需要の強い既発国債を追加発行する流動性供給入札を実施した。対象は残存期間15.5年超39年未満の銘柄で、発行予定額は4000億円程度。需要の強弱を反映する応札倍率は2.80倍と、同ゾーンを対象とした前回入札とほぼ同じだった。

●ドル全面安、対円で1年3カ月ぶり106円割れ-対ユーロ3年ぶり安値

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  東京外国為替市場でドルは主要通貨に対して全面安。ドル売りの流れが継続し、ドル・円相場は1年3カ月ぶりに1ドル=106円台を割り込んだ。ドルは対ユーロでも3年ぶりのドル安・ユーロ高水準を付けた。

  午後3時半現在のドル・円は前日比0.4%安の105円71銭。午前に付けた106円35銭から、午後に入って一時105円55銭と2016年11月10日以来の水準までドル安・円高が進んだ。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.3%安の1109.94と、14年12月以来の水準まで低下した。

  外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、ドル・円の下落について、「米財政赤字の問題が影響している。米国株上昇に日本株も追いついてきたが、株が上昇しても米金利が上昇してもドル安。流れを変える材料は見当たらない」と説明。「下値めどは節目の105円00銭。105円を割り込めば、日銀・財務省も口先介入を行うだろう。止まらないと100円割れも意識される」と語った。

  ユーロ・ドル相場は同時刻現在、0.3%高の1ユーロ=1.2543ドル。一時1.2555ドルと14年12月以来のユーロ高・ドル安水準を付けた。

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