浅川財務官:必要に応じて適切な措置を取る-政府・日銀が3者会合

  • 為替市場の過度な変動は必ずしもよいものではない
  • 為替は一方的に偏っている、これまで以上に緊張感を持って注視

財務省と金融庁、日本銀行の幹部は16日、円の急伸を受け、国際金融資本市場の動向について意見交換した。財務省の浅川雅嗣財務官は会合後、「為替市場の過度な変動や無秩序な動きは経済や金融にとって必ずしもよいものではない」とした上で、「必要に応じて、G7、G20の合意に従って、適切な措置を取る」と述べた。

  浅川財務官は現在の為替の動きは「一方的に偏っている」との見方を示し、為替は経済状況に伴って「安定的に推移するのが望ましい」と述べた。各国の通貨当局とも緊密に連絡を取り合っており、市場の動きを「これまで以上に緊張感を持って注視していく必要がある」としている。会合では政府と日銀が一体で取り組む重要性も確認した。

  森信親金融庁長官、雨宮正佳日銀理事ら6人が出席した。会合は1月29日にも開かれ、浅川財務官は「投機的な動きあるか緊張感を持って注視している」と発言していた。

  東京外国為替市場のドル・円相場は16日、1年3カ月ぶりに1ドル=105円台に突入した。ドルが主要通貨に対して売られる流れが継続し、午後5時33分現在は105円90銭前後で推移している。

   菅義偉官房長官も午後の会見で「数日間の為替市場は一方に偏った動きがみられる」と指摘。為替の過度な変更は経済の安定に悪影響で「政府としては必要な時は適切に対応する」と述べた。

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