米高利回り債ファンドから63億ドル流出、市場の混乱で-リッパー

  • 14日終了週の流出額は史上2番目の大きさ
  • 5週連続の流出は過去最長、計150億ドル余りに達する

米国のジャンク(高利回り)債ファンドから14日までの1週間に63億ドル(約6700億円)の資金が流出し、流出額は週間ベースで過去2番目の大きさとなった。株式市場のボラティリティー拡大が波及しつつあるとの懸念の高まりが背景にある。

  リッパー・ファンド・フローズのデータによれば、資金流出はこれで5週連続と過去最長。週間流出額としては、70億6000万ドルを記録した2014年8月以降で最も大きい。5週間の流出額は計150億ドル余り。同データは上場投資信託(ETF)やミューチュアルファンドも含んでいる。

  米高利回り債の指数は先週、週間ベースで約2年ぶりの大幅安となった。今週に入りやや持ち直したものの、投資家の資金引き揚げに歯止めはかかっていない。

  イートン・バンスのマネーマネジャー、ヘンリー・ピーボディー氏は「広範な市場に忍び寄るインフレと金利リスクへの関心が強まっている」と指摘。「投資家がかなり急いで脱出しようとする公算は大きい」と述べた。

  リッパーによると、14日終了週は米コーポレート投資適格ファンドからも7億9000万ドルが流出。週間ベースで同ファンドからの資金流出は昨年9月以来。米政府モーゲージファンドは1億8200万ドルの流出。米国債ファンドは13億3000万ドルの流入だった。

原題:Investors Pull $6 Billion From Junk-Bond Funds After Turmoil (2)(抜粋)

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